「ほっ」と。キャンペーン

序 文

           浮子ウキ事始メ     石井 忠
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 海岸歩きで、一番最初に目につくのは、漁具の浮子でした。しかし、プラスチック製品は、あまり関心がなく、もっぱら木製品と手造り製品に関心がありました。韓国の丸浮子や楕円状のもの、中国の青色や灰色のものは、色や形、刻された省名(場所)は一応集めてはいました。その後オレンジ浮子が目立ちはじめましたが、それも一通り集めるだけでした。
 時間があれば浮子について調べてみたいと思っていたのですが、そのままになって、ダンボールの中に眠っていたのです。
 この浮子を林重雄氏が注目され、オレンジ浮子について「日本沿岸に漂着するオレンジ浮子」(2002年)をまとめ、更にウキウキ研究会までつくり、福岡での漂着物学会では研究発表されたのだから驚きました。すごいですね。
 今回は全国からの情報を集めて、まとめるというのですから、浮子の決定版となることでしょう。
 できればプラスチック浮子から、古い時代の浮子までさかのぼられたらいいなぁ。事実、軽石や白樺樹皮製も漂着しているので、これは考古学の発掘遺物や世界各地でも使われているので、そこにもたどり着くのではと思いますね。次なるテーマは、ルーツを求めて過去にさかのぼるウキウキ漂流がはじまることを期待しています。
 更に浮子があれば、相棒の沈子(ちんし・おもり)も黙っていないでしょうね。人生、浮き沈みの連続です。ぜひ、沈子も浮かして下さい。


 石井 忠先生漂着関連著作リスト

 漂着物の博物誌 西日本新聞社 (1977/09)
 漂着物事典 海からのメッセージ 海鳥社 (1986/11)
 漂着物事典―海からのメッセージ (朝日文庫) 朝日新聞社 (1990/09)
 海辺の民俗学 (新潮選書)  新潮社 (1992/04)
 新編漂着物事典―海からのメッセージ 海鳥社 (1999/05)
 漂着物考―浜辺のミュージアム (INAX BOOKLET) INAX (2003/9/15)
 漂着物探験―風と潮のローマンス みずのわ出版 (2004/11)
 ビーチコーミングをはじめよう―海辺の漂着物さがし 木星舎 (2013/09)

 他に雑誌などの寄稿多数 
 漂着物学会名誉会長
 1937-2016






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# by ukiukijiten | 2014-06-07 11:12

☆ウキウキ事典☆ 2007年3月公開版 随時更新される予定です。

使い方
 ウキウキ事典では、ウキや漁具に関する項目を、アイウエオ順に並べてあります。
 自分が探したい言葉の頭文字を含む行(ア・カ・サ・タ・ナ・ハ・マ・ヤ・ラ・ワ)へもすぐにジャンプできるようにしてありますので、右側の枠にあるカタカナをクリックすれば、その行ページに飛ぶようにしてあります。

 トップページに戻りたいときには右側の枠にある「全体」をクリックしてください。

 また、検索もかけられるようになっています。




ウキウキ事典執筆者・写真提供者 (敬称略)

 石井 忠  石川慎也  磯本宏紀  茨木 靖  金子エミ  川崎庸次  
 京馬伸子  小林真樹  鈴木明彦  高橋宏美  田中利雄  田中正人  
 中司光子  林 重雄  林 晴美  久野幸子  松本敏郎  寮美千子



参考文献
石井忠 漂着物の博物誌 1977
石井忠 漂着物事典 1986
石井忠 海辺の民俗学 1992
石井忠 海からのメッセージ・漂着物 1993
石井忠 新編漂着物事典 1999
石井忠ほか 漂着物考 2003
Webber Beachcombing and Camping along the Northwest Coast 1978
Webber I'd rather be Beachcombing 1993
Wood Beachcombing for Japanese Glass Floats 1967、1985
Wood Beachcombing the Pacific 1987
ウキウキ研究会 プカプカ通信
柏崎市立博物館 渚モノがたり 2006
金田貞之 日本の漁具・漁法図説 1994
小島あずさ他 プラスチックの海 1995
佐藤潤四郎 ガラスの旅 1976
鈴木明彦 北海道の漂着物 2006
Pich Beachcomber's guide to the Northwest 1997
Pich GlassBall 2004
平塚市博物館 漂着物図鑑 1997
漂着物学会 会報・どんぶらこ
松井佳一 日本の水産業 1943
山口晴幸 漂着ゴミ 2002
鷲尾圭司 明石海峡魚景色 1989
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# by ukiukijiten | 2014-06-07 11:06

【ア・1】

アエンウキ  亜鉛浮子  
浮子の素材が亜鉛のものを言う。形は球形をしており、綱を通す耳がついている。ヨーロッパで作られたものが多いと聞く。金子夫妻が発見したイギリス製の亜鉛浮子には陽刻があったそうだ。(林)
 与那国島では、5つ拾っている。両耳のついた同じ形だが、上下の継ぎ目で2種類に分けられる。一つは継ぎ目の出っ張りがなく、継ぎ目の線しか見えないもの。もう一つは1cm幅のテープで巻いたように継ぎ目の出っ張ったもの。(久野)
              
アカイチイサナウキ  赤い小さなウキ  
今までハイトップと書かれたウキは見つけることが時々あったが、ほかの記号が書いてあるものも見つけるようになった。屋号のようなものが書かれてあるものもある。「さ印」と書かれているものを見つけたが、これはガラスウキの刻印に通じるものがあるのではないかとひそかに考えている。(小林)
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アサハラガラス  浅原硝子  
北海道の小樽にあるガラス製品メーカー。ここは現在でも浮き玉を作っており、その一部は土産物用にもなるが、実際に海で使われているものもある。ここの陽刻にはカタカナでアサハラと刻まれているものがある。  現在の代表者は浅原陽治さんで、小樽職人の会「手作り体験塾」というのを工場で行っており、有料だが、ガラス浮き玉への縄掛けを教えてもらえるそうだ。  浅原硝子製造所の近況は、2002年12月1日発行の北海道新聞「北のモノがたり22」に紹介された。所在地は小樽市天神1
 2006年に中司さんが浅原硝子を訪問されたところ、浅原さんは体調を崩され、浮き玉の製造は行われていなかったそうだ。
 2007年1月12日、享年72歳で永眠された。 ご冥福をお祈りいたします。(林)
 アサハラの刻印がついたガラスウキを北海道日本海側でひとつ拾っています。(小林)
 2007年9月、浅原宰一郎さんが浅原硝子製作所再開
 浮き玉や、そのほかのガラス製品作りを再開し現在に至る。
 電話・ファックス(0134-25-1415)、
 メール(info@asaharaglass.com)
 

アサヒガラス  旭ガラス  
北海道の小樽にあったガラス製品メーカー。「旭」の漢字の陽刻がガラス玉には見られる。この陽刻はヘソの中心から放射状に180度の角度で三つ「旭」の文字が読めるものだ。(林)
 へその中心から上下に旭と二つ漢字の刻印がある。北海道では太平洋、オホーツク、日本海で数個拾っています。(小林)
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アツミハントウ  渥美半島  
愛知県の最南端に位置し、静岡県境からおよそ40kmの長さを持つ半島である。渥美半島の先端、伊良湖岬から静岡県の御前崎までの、およそ100kmを遠州灘と呼び、大平洋に面していることから、夏から秋にかけての漂着物は外洋の物が多く、楽しめる。冬の一時期には、秋までの漂着物が大潮で波にさらわれたり、強い北西の風による飛砂によって覆い隠され、漂着物の全く無いきれいな砂浜が現われることがある。(林)

アバ  浮子 ABBA  
この事典では、漁で使うウキ全般を浮子(あば)と呼んでいる。ウキコなんて読んではいけない。アバだ。これに対する重りを沈子(いわ・ちんし)と呼んでいる。もちろん「ウキ」でも通用する。釣りに使う浮きはアバとは言わない。  昔、ディスコが盛んだったころ(今はクラブと呼ぶ)ABBAというスウェーデンの4人組みグループがあった。これもアバと言う。(林)  
漂着物学会のテーマソングが「椰子の実」ならば、ウキウキ研究会のテーマソングはこれでしょ。♪「愛の水中花」(松阪慶子:歌)の節で♪ ♪これも浮子(アバ) ♪あれも浮子 ♪たぶん浮子 ♪きっと浮子 ♪だって淋しいものよ ♪拾えないなんて ♪そっとみつけてニヤリと ♪笑ってみたいわ ♪ひとりぼっちで浜を ♪トボトボ歩いて ♪ちょっとブルーな浮子の ♪夢をみている ♪乾いたこの私に ♪浮子を与えて下さい ♪ガラスの浮子をひとつ ♪私に流してください ♪私は浮子の収集家 ♪これも浮子(アバ) ♪あれも浮子 ♪たぶん浮子 ♪きっと浮子 #下線部は好みの物を入れる。この元歌の作詞は、かの五木寛之氏 (中司)

アバリ  網針  
網糸を巻き付けて、網の補修などに使う道具。プラスチックや竹で出来ており、基本的な形態は昔から、ほとんど変わっていない。愛知県の知多半島の一部ではこれを「アンバリ」と呼んでおり、そのほとんどが12cmほどの小さな物だ。越前海岸に漂着する韓国製の青いプラスチック製の網針はもっと大きく、25cmほどもある。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 20:03 | ア〜オ

【ア・2】

アミ  網  
網にも色々あるが、ここで取り上げるのは魚網の網である。刺し網漁などに使われる網には、網目の細かな身網と、網目の粗い外網とが対になっている。浮子は直接網に結わえることは少なく、浮子綱(あばづな)に結わえる。越前海岸に漂着する白樺浮子には直接ナイロン製の網が結わえてあることがある。(林)  
ムーミンが網をかけている絵がある。ムーミンコミックス『黄金のしっぽ』48ページだ(トーベ+ラルス・ヤンソン作 筑摩書房 2000年)。網についているオモリは二枚貝の貝殻で、網の上についているウキは長四角にみえる。このウキは白樺の皮?もしくは木?網のいちばん最後についている目印の大きいウキは「まがたまを細長く引き伸ばしたような木」だ。どうしてこんなに網の絵をくわしく描けるのだ?と思っていたら、トーベ・ヤンソンの著書に、ヤンソン自身が、網をあげている写真があった(「島暮しの記録」筑摩書房1999)。この本は小島あずささんに借りて知った。すごい。本当に、どんなウキを使っていたのだろう?(京馬)

アミメ  網目  
ガラスの浮玉は、あらかじめ1コ毎網を編んで包んで使用するので相当の手間をかけなければなりません。編み方も小さい玉は雑ですが、大きめのものになると芸術的な均等の網目を作っています。(川崎)

アラスカ  アラスカ  
広大な面積を有するアメリカ合衆国最大の州である。この州は海に面した部分が広いためにビーチコーミングに向いているようで、ガイドブックにもその事が載っている。多くのガラス玉のポイントがあり、アラスカヒグマがガラス玉を守っている所があるそうだ。何か北海道のヒグマと化石アンモナイトとの関係にも似ている。今から20年ほど前に、アリューシャン列島の果てにあるオットセイの生息地、プリビロフ諸島のセントポール島を訪れた際に、海岸でたくさんの大きなガラス玉を見つけたが、荷物になるので持ち帰れず、悔しかった記憶がある。まだまだたくさんあるのだろうなぁ。(林)

アルミウキ  アルミ浮子  
浮子の素材がアルミのものを言う。形は図のようになっており、神社のガラガラ鳴らす鈴の様な雰囲気だ。ロシア製で、ロシアの漁船が使っているのを写真で見たことがある。これが遥か沖縄の八重山方面まで漂流しているのだ。沖縄で出されている「うるま」という雑誌に載っていたガラス玉を集めていたおじさんによれば、極めて稀とのことだが、石垣島に住んでみえる金子夫妻によれば、数回発見されたようだ。  アルミ浮子はロシア製の他に、ノルウェー製、イギリス製が知られている。  私も過去に一度、フィールドの越前海岸で直径が18cm程のアルミ浮子を見かけたが、ガラス玉ではないので拾わなかった。だって、きれいじゃないもん。ここでもガラス玉の勝ち!!(林)
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私が拾った与那国島に漂着したアルミ浮子の一つは直径が50cmほどで、大きく薄目ですが、継ぎ目が無く、黒いプラスチック製のポッチから紐がでている。二つ目は直径が38cmほどで、継ぎ目を叩きながら作ったようにでこぼこしている。そして持ちやすそうな把手状のものが上部左右についている。中に海水?が入っていて、振るとチャプチャプ音がする。何年か前に漁師の人が持っていたのは、直径が1,1mぐらいの、やはり継ぎ目の無いものでした。(久野)
                               
アルミッコ  あるみっ子  
何とまぁ「あるみっ子」とはよくぞ名付けたもんだ。2002年暮に石川慎也さんから送っていただいた資料の中にこのアルミ製浮子のちらしが入っていた。  この浮子は富山にある三協アルミの新製品で、平成15年2月に発売予定をしている浮子だった。発売元は富山県漁業協同組合連合会で、リサイクル可能で耐久性が高く、船用レーダーの反射強度が高いことがウリとしてあった。浮子の形には3種類あり、球型、枕型の貫通式と、球型の耳つきになる。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 20:01 | ア〜オ

【イ】

イガイ  イガイ  
浮子に付着する貝の代表的な種類である。浮子だけでなく、桟橋や、船の船体などにも付着する。ガラス浮子には直接付着する例は少ないが、ガラス玉を覆うネットや縄に付着する。(林)

イシガキジマ  石垣島  
沖縄本島からさらに南に約430km、台湾にほど近い島。独自の文化や本土とは違った動植物をみることができる。漂着物においても、日本の最南端ならではのものが多く、珍しいモノを拾う確率は高い。飲み屋街ではあちこちで動けなくなったビーチャー(酔っぱらい)を拾うこともできる。(金子)  
南の楽園!!そしてウキウキ研究会の会員が2名もいる島!なぜかウキウキ研究会は島と北海道に強い。だって、他にも与那国島や屋久島にも会員がいるんだよ。(林)

イシカリハマ  石狩浜  
北海道の日本海側に位置する石狩浜は、石狩湾の汀線にそって、小樽市銭箱(ぜにばこ)から石狩市知津狩(しらつかり)まで延長約20kmにわたって分布する。この浜は、幅20〜50mで海浜が連なっている。近年、侵食により海浜の一部が失われ、砂丘の脚部まで汀線がせまっている地点もある。  このうち石狩灯台付近の砂浜は、漂着物の探索に適している。今までにこの付近で、3種類のウキを発見した。ひとつはミドリウキ(中央穴あき)である。これは棒状の形のものである。表面は平滑で、やや重い。もう一つは黄色い釣り用の浮子である。これはプラスチック製の軽い素材で作られている。これらはしばしば見受けられ、それほど珍しいものではない。また、小型のガラスウキを見つけているが、これを見たのは一度だけである。このウキは割れた破片であったため、特に記録などはとっていない。  なお、石狩湾の漂着物のうち、貝類(鈴木明彦、2002打ち上げ貝類から見た石狩浜の貝類相、「環境教育研究」第5巻1号)とウニ類(鈴木明彦、2002、北海道漂着物ノート:石狩浜のオカメブンブク、「どんぶらこ」第3号)について報告がある。(鈴木)
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イビツナガラスダマ  歪なガラス玉  
歪と書いて「いびつ」と読むとは、これをFEPで打ち出すまで知らなかった。漂着したガラス玉をながめても、いびつなヤツが、けっこう多い。私がフィールドにしている越前海岸には韓国のガラス玉が多く漂着するが、いびつなヤツが多い。きれいな球になったものは、どちらかといえば日本製の方だ。(林)
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北海道の中司さんは帯広の古道具屋でガラス玉を見た時のことを次のように知らせてくれた。「小さなガラス玉は特にゆがんでいて、真ん丸ではなく、みるからイビツなもの、へこんでいるものがたくさんありました。何だかホント下手くそ。見習いが作ったか、ハネ品じゃないかと思ったくらい。(だけどアミをかぶっているものも多かったので、使われていたのかな〜)」(中司)
 あまりにもガラスが厚く、形がゆがんでいるガラスウキを拾うことがある。ウキ自身がかろうじて浮くだけの能力しかなさそうで、網をかけたら沈んでいくのではないかと思われる。そもそもこれを作った人はこのウキを『浮かそう』と思っていないに違いない。(小林)

イワ  沈子  
錘(オモリ)の別名である。沈子をイワと呼ばせるのには、ちと無理があるのでは・・・。でも、イワと呼ぶ地方は多い。もちろんチンシとも呼ばれる。イワとは、錘を以前には石や岩を使っていた名残だろう。石で作られた錘は石錘(せきすい)とも呼ばれる。現在では鉛や焼き物が使われており、焼き物の錘はドロイワと言われている。     
愛知県には常滑という焼き物の産地があるが、ここではいくつかのドロイワが焼かれていた。愛知県の知多半島では、一個ずつをよぶ時には「イワ」といい、使用にあたって網に付けられると「ヤ」とよばれていた。(林)
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(イシノオモリ・石の錘)・・・沈子に使ったのであろう、両手で持ち上げられるくらいの石に網がかけてあるのを海岸でたまに見かける。(小林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 19:01 | ア〜オ

【ウ・1】

ウキ  ウキ・浮き  
ウキとは水に浮く物の総称である。漁網に付ける浮子も、釣りのウキも、などなど・・・・。英語の辞書を調べても、buoyとfloatとがあり、難しい。刺し網に使われるオレンジ浮子には、floatとあるが、buoyも聞いた事がある。こっちは救命ブイか・・・・。  浮子の別の呼び方で、一般的にはこの方が分かりやすいだろう。「アバを収集しています」なんて言うと、ちょっとプロっぽいが、「ウキをひろっています」だと、もっと軽い感じになるね。ビーチコーミングをしていると、浜辺で行き交った人に声をかけられることがある。そんな時に相手はどうも私の大きなゴミ袋に関心があるようだ。顔はこちらを向いていても、目は時々ゴミ袋の方へ。中には『何かいいモノあるんですか?』と聞いてくる人もいるので、そんな時に私はオレンジ浮子を取り出し、「これは台湾の浮きで、分布を調査して海流の研究をしています」と適当に答えることにしている。そうすると相手は『へぇ〜!・・ご苦労様です』となって分かりやすいんだな、これが。(林)

ウキウキケンキュウカイ  ウキウキ研究会  
2002年4月に横浜のケマさんと林が始めた浮子に関する研究会。二人で始めた小さな会だったが、オタクの域を脱し、2002年11月に行われた漂着物学会総会では、45名の個人参加者のうち、ウキウキ研究会の会員が10名を占めるという圧力団体になるまで成長した。2003年1月現在の会員数は23名だ。こんなに増えるとは思わなかった。最初の頃は予備も含めて通信を20部作ったら、多すぎるかなぁと思っていたが、今ではそれを超してしまった。(林)

ウキウキノレン  ウキウキ暖簾
2006年10月14、15日に開催された第6回漂着物学会北海道大会の時に、会場である襟裳岬「風の館」に展示された。漂着物学会及びウキウキ研究会でお馴染みの様似町在住のカナタさんこと田中正人さんにより製作された。材料は、一体成形ウキ(陽刻は「道南」と「スタフレンフロー」)の青色448個、オレンジ色158個、赤い小さなウキが25個、貫通ウキがオレンジ色6個、青色6個、みどり色63個を使用している。当初は、学会期間のみの展示の予定であったが、あまりの素晴らしさに終了後も継続して展示している。(石川)
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ウキダマ  浮き玉  
球形の浮子をいう。私の感覚からすれば、小さな浮き玉はかわいい。そしてプラスチックの浮子よりもガラス製の方が浮き玉にふさわしい。もちろんでっかいガラス玉はたくさん欲しいけど、借家住まいの私には置き場が無いんだよなぁ。(林)
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ウキダマホウロウキ  浮き玉放浪記  
2002年暮に閉鎖した「Stardust Box」というホームページがあった。小舟さんという女性の作られたこのサイトは、彼女が作ったクラフトを中心にしたとてもセンスの良いサイトだった。その中に浮き玉放浪記があった。一時は閉鎖されていたHPも、今は復活しています。ご覧下さい。(林)

ウキダル  浮樽  
酒やたまりの桶を網のウキとしても使った。愛知県知多半島で行われていたナガノ漁と呼ばれる延縄漁の一種では、この浮樽を縄の最初と最後に目印としてつけた。瀬戸内海のサワラ流し網では、夜間操業のために網の両端と中央につけた浮樽の上面にランプを取り付けて使ったので、「火樽」とも呼ばれた。(林)              
浮樽はアマの道具。潜水漁の際に全国的に使用されてきた。徳島県内では潜水漁の盛んな阿南市、伊島、由岐町、牟岐町など県南で使用されてきた。  潜水漁の際、木樽にフゴと呼ばれる小型の網をつけ、海面に浮かせ船に繋いで流しておく。海底でとってきたアワビやナマコなどを、漁をしている間はこのフゴに入れておいておく。フゴの下には分銅をつけて安定させるが、潮流の早い伊島付近では3?にもなる分銅をつけるとのこと。漁の途中、少し休憩するときには、浮樽の上に腹這いに載って休む。現在では木樽製造者がいなくなり、プラダル(プラスチックの樽)に切り替わっている。  こんなものが漂着することは、なかなかないだろうが…それだけに…(磯本)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 18:10 | ア〜オ

【ウ・2】

ウキトイウナノミセ  浮子という名の店  
神奈川県鎌倉市長谷にある。漂着物学会においては2002年4月、鈴木聖子氏が発見。2002年12月13日に京馬と鈴木、この店を探検。江ノ電長谷駅下車、大仏通りを、徒歩10分の距離。「うき」という名で、電話帳には載っているというが、店の扉には「浮」というステンドグラスがあるだけで、外の看板には「RESTAURANT BUOY」と表示がある!ブイとフロウトはどう違うのか、ケマはこの問題にとりつかれることになる。そして、店はお休みであった。いつ行ってもお休みという噂もあり、残念である。中にガラスのウキもあるようだった。外には救命浮き輪があった。これも救命ブイとも言うのである。(ケマ)

ウキノイエ  浮きの家  
海のそばを走っていると、浮子を飾っている家がある。玄関先に大きなガラス玉が置いてある家もあれば、花壇の周囲をガラス玉で囲っている家もある。そんな家を浮きの家とでも言おうか。でも、世の中にはスゴい家があるさ、能登半島の先っぽには有名な?浮きの家がある。これはもう飾り付けなんてもんじゃない。もう家そのものが浮子で出来ているのでは???と思うほどの家だ。もう外壁が浮子一面!!能登半島に遊びに行かれたら、ぜひ探して下さい。千里浜を過ぎ、輪島も越え、R249を上にずーっと上に走っていけば、そのうち見つかるよ。  これほど有名ではないが、各地には「おっ!スゴい!」という家がある。私のお気に入りは赤碕にある浮きの家だ。国道を外れており、面倒なので、詳しい場所はあえて書かないが、バイナリーと呼ばれる大きな二つのガラス玉が合体した浮子や、レア物ガラス浮子を無造作に垣根につるしてある。そして、玄関には表札の横にハリセンボンとハコフグ!!(林)
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ウッド  エイモス・エル・ウッド   
ガラス玉のバイブル Beachcombing for Japanese Glass Floats の著者だ。この他にも Beachcombing for Pacific といった著書がある。彼の本によってガラス玉にはまった人は多いと聞いている。彼の本職は、ボーイング社のエンジニアだった。彼は1989年に他界した。合掌。(林)

ウミノナカミチ  海の中道  
2002年11月に漂着物学会のついでに海の中道を歩いた。学会の始まる前と終った後で、計2回歩いた。海の中道という地名にひかれ、石井先生の漂着物事典でも紹介され、九州まで行ったらぜひ行きたいと思っていた所だった。駅を降りたらすぐ浜に出られると思っていたが、そこにあるのは公園入り口で400円の入場料が必要だった。浜に出るのに金がいるの?とケチな私は線路沿いに1kmほど戻って、フェンスのすきまから防風林を抜けて浜に出た。やや黄色味を帯びているが、石英質のきれいな砂山を上ると目の前には真っ青な玄海の海!左手には志賀島!ケチな気分も吹っ飛んだ!漂着していた浮子は台湾のオレンジ浮子、中国の紡錘型浮子、分銅型浮子、豆型浮子、そして韓国の丸型浮子、バナナフロートと基本的な浮子が勢ぞろい。そして石井先生の地元だけに浜を歩く人が多い。そしてみんな何か拾っている。でっかいウスバハギやアカウミガメの漂着もあり驚いたが、それより驚いたのは自転車に乗って寄り物拾いをする人がいたことだ。汀線にそって自転車をみんなが走らせている。こんな場所は初めてだ。(林)

ウルシアバ  漆浮子  
カニやエビをとる底刺し網に使われた漆浮子とは、漆を施した浮子ではなく、漆の木を素材に使った浮子である。一部には表面に漆を施した浮子もあったようだが私は見たことがない。陸前地方でも使われていたと聞いている。漆の木が選ばれた理由は、いつまで使っても水が浸み込まないからだ。また漆の木はわりと軽く、樹液を採集して漆液が出尽くした木は伐採するので、それを再利用したのかもしれない。これはあくまでも想像だけどね。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 18:05 | ア〜オ

【エ】

エチゼンカイガン  越前海岸  
福井県嶺北地方にあり、厳密に言えば越前町だけかもしれないが、私は越前町あたりから東尋坊あたりまでの広範囲でもよいと思う。冬場には北西の季節風によって、もたらされる漂着物の量は多い。ロシア船籍のナホトカ号が漂着したのは東尋坊のすぐ近くだ。砂浜は少なく、岩場が優勢だが、ビーチコーミングの楽しめる場所だ。夏場には極めて少ないが、冬場には小さなガラス玉が普通にみられる。行けば拾える位の確率です。そして、拾えるまでは帰らずに、探し続けること。(林)
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エビスサマ  えびすさま 
えびす様は大漁をもたらす神様で漁民の間では極めて広く信仰されており、大きな鯛を脇に抱えて、もう一方の手には釣り竿を持っている。  伊勢湾付近では、刺し網の浮子綱の中央(タガと言った)になる部分の浮子にはえびす浮子をつけた。これはえびす神が網におられるということで、大漁を祈ってくれるという意味になる。  えびす浮子は他の地域でも見られ、瀬戸内海沿岸では中央にエボシ型のついた「えびす浮子」を「ミトアバ」、「おおだまさん」とよんでいる。こうした、えびす浮子の漂着はまだ見たことがない。(林)  

エボシガイ  エボシガイ  
エボシガイは海面を浮かぶ物に付着して漂流をする。これはカイと名前の最後についているが、貝の仲間ではなく、カニ、エビといった甲殻類に分類さる。エボシガイの名前はやはり烏帽子に似た形から由来しているのだろう。  エボシガイは卵から生まれたときにはエビのような外観で、プランクトンの様な生活をしている。そして成長するにつれ海面に浮かぶものに付着し成長する。エボシガイは付着する相手を選ばないようだ。もう、くっつけるもんなら何でもといった感じで、無節操を絵にかいたらこうなる。当然、浮子にもくっつくので、ガラス玉に限らず、プラスチック製の浮子にもよく付着する。くっついている部分が焦茶色のエボシガイと朱色のカルエボシの二種類が多いようで、特にオレンジ浮子には付着しやすいようだ。私の知る限りでは、ガラス玉に付着するのはカルエボシの方が多い。ちなみにカルエボシは軽石に付着するところから付けられた名前だそうだ。そうなると、軽石もガラス質なので、ガラス玉とは相性が良いのかも。(林)
 北海道の海岸でこれがついた漂着物を見かけると『南から来たのだな』とわかり嬉しい。以前北海道沿岸で死んだシノリガモの胃のなかからこれが出てきたことがあり、何でこんなものが!と驚いた。がしかし、エボシガイはなにかにくっついて北海道まで来ているので、食べていても不思議は無いのですよね。(小林)
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エリモミサキ  襟裳岬周辺での浮子漂着の様子
北海道の背骨といわれる日高山脈が、太平洋に沈むところが襟裳岬。襟裳岬は沖合い2キロにわたって岩礁が点々とあり、約400頭のゼニガタアザラシが暮らしている。岬を境に西側は高さ60mの海食崖が続くが、東側は百人浜という自然状態の砂浜が約15キロ続いている。そのため、漂着物探しには、百人浜がお勧めだが、砂浜まで車で行ける所はほとんどないため、たくさん拾ったときには運ぶのが大変。地元の漁師さんは、拾いコンブ漁のため軽トラックで砂浜を走ったりするが、まねしない方が安全。 襟裳岬沖では、千島海流(親潮)と対馬海流がぶつかりあっている。そのためか、結構いろいろな浮子を見つけることができる。南は中国、韓国から、北はロシアの浮子も漂着している。台湾製オレンジ浮子も完品は珍しいが漂着する。また、本州方面ではめずらしくなったガラス浮子は、よく拾うことができる。これは、北海道ではメヌキ漁など深海での漁具として、ガラス浮子が現役で使用されていることがあるのだろう。これまでに拾ったガラス浮子の陽刻は、「川口」、「旭」、「北」、「○の中にイ」、「○の中にキ」、「○の中にシ」、「Hサ」がある。浮子以外の漂着物では、海獣類のストランディングが多いのが特徴であると思う。第2回の漂着物学会で配られたチョウチョガイも多く拾うことができる。 おすすめの季節は、春〜秋にかけてで、特にこの地方で「やませ」と言われる北東の風が強く吹いた後は多くの浮子が見つかる。ただし、襟裳岬周辺は、一年を通して強い風が吹くので、防寒、防砂対策は必需品である。(石川)
 北海道で漂着物を拾うとき、太平洋側沿岸は襟裳岬を境に、東側と西側と分けて考えている。南からやってくるオレンジウキも、襟裳岬の西側のほうが少し多く漂着している。(小林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 17:40 | ア〜オ

【オ・1】

オウコウギョウ  翁興業  
オレンジ浮子の陽刻に見られる文字である。ただこの翁興業が製造元の会社名か、ブランド名か、と言ったことは分からない。(林)

オウゴンノタキ  黄金の滝
北海道浦幌町。ここの海岸ではなぜか10メートルくらいの場所一箇所にガラスダマが漂着することがある。今まで最高の収穫は2人で一度に100個。大きさは6センチから8センチほどのもの。2004年に中国製緑色尺球一つの漂着例がある。(小林)

オウジュンゲン  翁順源  
オレンジ浮子の陽刻に見られる文字である。この翁順源の陽刻には数種類のパターンがあるので、ある程度の期間作り続けられているものであろう。また翁興業との関連は不明である。船牌浮標(Boat brand)の陽刻の対面にくることが多いので、船牌浮標という製造元が作っているものと思われる。(林)  オレンジ浮子「船牌浮標」にみられる字。「翁順源」のほか「順源」と書いてあるものもある。私はたぶん台湾のメーカー名ではないかと考えている。この頃、簡体字の「順源」が目立つ。「翁順源」と簡体字の「順源」は違うメーカーなのだろうか?「順」のつくメーカーは多く、簡体字のも繁体字のもある。今回は描けなくて残念。近年、順源はBOAT BRANDと書く代わりにSHUNYUAN(順源の発音をピンインで表したもの)順源浮標と書くようになってしまった。昔は(いつのこと?)BOAT BRANDの裏に、順源とか、翁順源とかあったのに。みんなが船牌浮標をまねしたせいだろうか?以後の話は、「船牌浮標」の項を参照。(ケマ) オオキナウキ  大きな浮き  直径2mほどの鉄製の浮きです。福井市の長橋町の岩場の海岸にうち上がっていました。この右手の方に日本海が開けています。嵐で運び上げられたようです。(田中)             

オオキナフヒョウ  大きな浮標  
2m弱の浮標が愛知県南知多町の潮干狩の浜辺の休憩所に打ち上がっていました。三河湾に面したアサリの貝殻の多いところです。浮標の下面にフジツボがびっしりとついています。永年働いてきたようで、ここらで退職しようか。(田中)             

オタケビ  雄叫び  
「やったー!」「ウッキー!!」「I got it!!」誰しも自分のお得意の”雄叫び”があるはずだ。私もときどき発すると思うが、自分で何と叫んでいるかは記憶にない。私の場合はこんなときに出る。まずその日の最初のガラス玉を見つけた時(一つ見つけると欲がグーッと出てくるんだなぁ)。大きなガラス玉を見つけた時。きれいなアオイガイを見つけた時。そしてまだじぶんで見つけた事はないが、オウムガイを見つけた時。(林)

オッパイダマ  おっぱい玉  
ガラス玉を外側から見て、ヘソの中心部分が中からの圧力で凸型に膨らみ、ヘソが乳首状に見える物だ。誰かこの命名に異論を唱える方はみえませんか?他にもっといいのある?これは大きなガラス玉にはあまり見られず、10cm以下の小型のガラス玉に見られることが多い。(林)
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オモリ  錘・重り  
ウキに対するオモリである。錘や沈子(いわ・ちんし)ともいわれる。オモリの素材は色々ある。鉛、軟らかめの石を加工したもの(滑石だと思われる)、焼き物(これは常滑で焼かれたもの)、貝殻(タカラガイ)などである。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 16:57 | ア〜オ

【オ・2】

オヤシオ  親潮  
千島海流とも言う。北海道十勝の沿岸はこの海流に洗われている。  えりも岬を境にして西と東では大きく流れが違うので、流れ着くものも違う。対馬海流や黒潮に乗ってやってくるもの、例えばヤシの実やモダマ、オウムガイやアオイガイ、ルリガイなどにはお目にかかったことがない。  外国のものでは韓国のプラスチック製品が多く、中国、台湾、ロシア製(酒びん、紙パック)も多い。私が一番遠くからと思うものを拾ったのは、ニュージーランド製のミネラルウォーターのペットボトルだけど、どこから海に出たかはわからない。わりと新しそうで、長旅をしてきたようには見えなかったから。(中司)

オレンジイッタイセイケイウキ オレンジ一体成形ウキ
オレンジ色のプラスチック製の浮子だが、オレンジ浮子と違って、一体成形である。また形状は両端の細くなった円柱状である。(細長い紡錘型)またプラスチックも柔軟性のあるもので、割れた例は見たことがない。代表的なものには「SANSHIN」と陽刻がある。日本製と思われる。  この浮子はオレンジ色だけではなく、青色、緑色そして煉瓦色もあるようだ。(林)
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オレンジウキ  オレンジ浮子  
オレンジ色のプラスチックで出来た浮子。大きさによって、5種類以上に分けられ、その中でも1号浮子の数が圧倒的に多い。主な生産国は台湾である。表面の陽刻にはバリエーションが多く、その目立つ色彩からビーチコーミングのマストアイテムとなっている。この浮子は2枚のプラスチック板を接着しているために中は中空である。耐水圧は150mから200mほどあり、刺し網漁に使われるのが多い。(林)
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 オレンジ色(赤色でもいいけど)の細長いプラスチック浮子。近頃、黄色もある。先日の福岡大会のおり、玄海町郷土資料館で、このウキの形にそっくりの木製のウキが刺し網の上部に付けられているのをみて、びっくりした。木製が先で、プラスチックウキは後に出来たのだ。これに日本語で「フロート」とあるほか、英語・簡体字(中国本土で使用する略字)・繁体字(台湾で使用する旧字)・ハングルなどが書いてあるので、ドキドキウキウキするのである。日本語で「フロート」とあっても、簡体字が同じ面に書いてあるものもあった。繁体字と簡体字が同じウキで使われているものもある。鳥取県境港市の会社は、漁具を北朝鮮に提供して、カニを獲って貰っているという。ウキの製作地と、使用地は、国境を超えているかも。(ケマ)  
 十勝の海岸で見たことはない。福岡大会の時、神湊で拾い持ち帰った9本はどれも陽刻が違った。その奥深さに、林氏が好物とするのを納得した。(中司)  
 いままで北海道では見たことがなかったし探そうともしていなかったが2003年1月10日に日高門別漁港の隣の浜で見つける。まさか漂着しているとは思わず驚いた。 半分折れているが船の図案とその横の文字が見て取れる。北海道でこのタイプの浮きを自分で確認したには始めて。その後2003年2月2日三石町の浜歩きではテトラポットなどに囲まれ、プラスティック製品などがたくさん漂着しているところでオレンジウキをいくつか拾う。それぞれ図案、書いてある漢字ともにばらばら。 北海道の日高より西側にはもっと漂着している可能性があるとおもう。日高より東側の道東方面においても軽いプラスティックゴミが集まるところや台風の後などはもしかしたら見つかるのではないかと思っている。(小林)
 2003年版のウキウキ事典の時には『十勝の海岸で見たことは無い』と書いているが、その後十勝の豊頃町、浦幌町の海岸で見つける。目が慣れたのか、海の環境の変化か、歩きに行く度に見つけるようになった。北海道沿岸の日本海側は言うに及ばず、オホーツク海側でも、太平洋側でも漂着が見られる。(小林)
 徳島県でも非常に多く、浜に行けば必ずと言っていいほど漂着してい る。県内の漁港を見る限りでは、このオレンジ浮子を使用している所は無いので外国 からの漂着物と考えられる。陽刻に関しては、塑料浮子・温州塑料・BOAT BRAND FLOATS NO.1・順源浮標・雙魚商標塑料・玉塑商標・船牌浮標・翁順源・汎魚商標な どが見られる。大きさは約11cm、約9cmなどの違いが見られ小型の物は少い。色は主にオレンジだが稀に黄色いものが見られる。(茨木)
 追記:最近・・・とは言っても、2008~9年頃になってオレンジ浮子の蒸着量に変化があらわれた。以前に比べ明らかに量が減り、浜歩きをすれば見つかるが、以前のようにいくらでも見つかるものではない。(林・2009)             

オレンジソリッドフロート オレンジソリッドフロート  
オレンジ一体成形ウキの項目を参照

オレンジフロート  オレンジフロート  
オレンジ浮子の項目を参照
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# by ukiukijiten | 2007-01-25 16:50 | ア〜オ