カテゴリ:ハ〜ホ( 7 )

【ハ・1】

ハイトップ  ハイトップ  
国産の球型浮子のブランド名だ。カタカナでハイトップと表面に陽刻がしてあるので識別は簡単だ。私が見たのはオレンジ色の直径が30cmほどのやつで、そんなに硬くないプラスチック製だった。もう一つ黒いやつもあった。その品番はAF-10-3(林)

バイナリー  バイナリー  
二つのガラス玉が合体したような形状をしているガラス浮子である。これは珍しく、漂着例は知らないが、浮きの家で見た。玄関に通じる垣根にこのバイナリーフロートが吊してあった。バイナリーでもいいが、私はジェミニ(双子)と呼ぶのもいいと思う。  第一ガラスの作っていたバイナリーフロートは直径が18cmほどのガラス玉を二つ合わせたものがあった。(林)
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ハエナワ  はえ縄  
はえ縄漁では、マグロはえ縄が有名で、はえ縄の両端には標識灯やラジオブイを付け、ガラス玉から浮縄をつけ、その下の幹縄には5本ほどの枝縄につけた仕掛けがついていて、餌にはイカやムロアジなどを使った。仕掛けなどは、場所によっては多少の違いはあるが、早朝に海中に入れ、日中から夜半に引き上げた。  マグロ以外にもはえ縄漁は盛んに行われていて、場所・漁種・ガラス玉のサイズを以下に示す。秋田・サメはえ縄・直径24cm、熊本・カサゴはえ縄・直径15cm、北海道・ブリはえ縄・直径40cm、新潟・アカムツはえ縄・直径4,5cm、九州・キハダマグロ・直径18cm(林)

ハクトカイガン  白兎海岸  
鳥取市を流れる千代川の東側に鳥取砂丘があり、西側には白兎海岸がある。この海岸は稲葉の白兎の伝説でで有名な白兎海岸だ。鳥取砂丘は有名で、ビーチクリーンアップなども行われているが、砂丘に邪魔されて海岸までのアクセスが大変。それに比べて白兎海岸では、R9沿いに海岸があるのだから楽だ。韓国からの漂着物も多く、時にはガラス玉、アオイガイ、ココヤシ、ゴバンノアシも流れつくビーチコーミングに向いた浜だ。(林)

ハクブツカン  博物館  
博物館や資料館でも浮子の展示してある場所がある。2002年11月に開かれた福岡での漂着物学会総会では、翌日朝のビーチコーミングの後には史跡めぐりがあった。史跡めぐりで訪れた「玄海町民俗資料館」では、伝統漁法、漁具に関する展示が充実しており、漁法の展示解説も分りやすかった。数々の浮子の展示や、浮子を引っかけ釣りに加工して使用するといった新しい発見もあってうれしかった。(林)

バケナワリョウ  化け縄漁  
様似町の田中正人さんに教えてもらったこの漁法は、タコ空釣りはえ縄漁とも言い、まだガラス玉も使われているそうだ。  この漁方は、川崎さんが「下北半島」で書かれている蛸縄延縄漁と同じものだと思う。(林)

ハソンシタウキ  破損した浮子  
割れてしまったり、水圧に耐えきれず潰れた浮子も漂着する。プラスチック製の球型浮子はその破損して潰れた様子が面白いし、豆型浮子では潰れた場所もあれば、その逆にふくらむ場所もできて、見ていると飽きない。でも、そんな破損した浮子には目もくれずに美品ばかりを探すのが私だ。でも、そんな潰れた浮子に目を向ける人もいる。ウキウキ研究会の田中先生はこんなところにまで目が届く。これだから浮子も面白いが、人はもっと面白い。(林)
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by ukiukijiten | 2007-01-23 21:52 | ハ〜ホ

【ハ・2】

ハッポウウレタン  発泡ウレタン  
発泡プラスチック素材の中では、発泡スチロールよりも重いが、その分強度もあって、浮子の素材になる。(林)

ハッポウスチロールウキ  発泡スチロール浮子  
発泡プラスチック素材の中では、最も軽く浮力も強いが、強度が低いためにそのままでは浮子にならない。容積の9割以上が空気というこの素材、便利なようで、やはり浮力を活かして内部に充填したり、表面を他の素材で覆って使う。そんな例には発泡スチロールでできた俵を養生シートで包んだ浮子がある。このタイプの浮子は、米俵(知らない人も多い?)ほどの大きさから、直径が70cm程で長さが150cmほどの物まである。ただ海岸の発泡スチロールによる汚染はひどく、防風林の中の林床が冬でもないのに真っ白になっていることがある。これは漂着した発泡スチロールのしわざだ。発泡スチロールは、発泡スチレンとも言う。(林)
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徳島県の海岸沿いでも直径60?、長さ70?程の発泡スチロール の固まりを見かけることがある。網がかかっていたりするが、県内各地の漁港でも見 ることができる。見かけても採集することは稀れ。(茨木)

ハッポウソザイ  発泡素材  
発泡ウレタンや発泡スチロール浮子といった空気を含んだ素材で、浮子の材料にはもってこいだ。他にはスタイロフォームも発泡素材だ。(林)

バナナフロート  バナナフロート  
発泡素材を使った船型のこのフロートは以前からある。煉瓦色、青色、中にはピンクもあるが、この黄色のやつは雰囲気がバナナに似ているので、外国ではバナナフロートと呼ばれてきた。とってもかわいい呼び名で私は気にいっている。日本では舟形浮子と言われている。  このフロートの一部には陽刻があり、「プローバー・ダイワ-26」とカタカナで表現されていた。プローバーが名称だろう。プローバーが英語なら、長い距離を渡る種類もある「千鳥」のことだ。  浮子本来の使い方ではな・が、九州北部ではこの浮子を加工して「ブリの引っかけ釣り」に使っている。(林)
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以前、石垣島の白保で私が見つけたモノは「おもちゃの船」になるように彫刻されていた。陽にさらされ、ベージュ色になっている。東南アジアからきたのだろうか?やはり石垣島で拾ったものにNAMYANGとあるのだが、何語かもわからない。東南アジアから来たのだろうか?2000年7月に、横須賀市荒崎で拾ったものには、DONANとあった。東南アジアから・・・ではなく、北海道。(京馬)              

ハヘン 破片  
浮子は水圧によって割れたり、漂着時に割れたりして、破片となって転がっていることがある。こうした割れた浮子の破片だけを集めてみるのも面白い。プラスチック片には興味がないが、ガラス玉の破片はつい手がのびる。気にしてガラス片を見ていると、ヘソの部分ではなくてもガラスの厚さや色や曲率で「ハハーン、これはガラス玉の破片だな」と分かってくるものだ。瓶が割れてできたビーチグラスに比べ、ガラス玉のビーチグラスは内側のつや消し度数が低いのだ。(林)

ハンキョウニモエタウキ  反共に燃えた浮子(中華民国・台湾製)  
2001年11月、宮崎県・青島の北側の砂浜で、びっしりとエボシガイが付着したものが漂着していました。一体どんなものに付着しているかと、木切れを拾って、エボシガイを払い除くと、青緑色のプラスチック浮子でした。全長18cm、中央幅2,5cm、中央に太陽図(国民党の党旗で、自由と平等のシンボル・12本の光線は午前と午後を二分する12刻、あるいは十二支を意味する)「世界の国旗・大百科」(人文社)その左右に反共・必勝、裏にも太陽図と左右に推翻・暴政と陽刻されていました。  中国大陸を追われ、台湾に逃れた中華民国・国民党が中国大陸奪還を目指していた頃のものでしょう。浮子にまで、そのスローガンを掲げていたのです。その当時の意気込みが感じられます。中国大陸を制圧した中華人民共和国の共産党は、政治的、経済的、軍事的に巨大化し、国民党の奪還も今では夢となったようです。台湾は1991年4月30日(発効は5月1日)、李登輝によって内戦集結を宣言します。それまで流されていた海漂器(容器に反共のビラを入れて海に流すプロパガンダ)も行われなくなりました。  反共の文字もすっかりエボシガイに覆われて、どこをどう彷徨っていたのでしょうか?  なお、同じような反共に燃えた浮子は1986年11月、福岡市・海の中道でも1個拾いました。長さ13cm、幅3,5cmのプラスチック製で、中央に太陽図、反共・団結、裏にも自由・争取とありました。  北朝鮮の浮子事情はよく分かりませんが、もしかしたら、反米、反日の文字を刻したものがあるかもしれません。(石井)            

ハングル  ハングル  
韓国で使われる文字でハングルと呼ばれる。ハングルとは、偉大な文字という意味があるそうで、ハングル文字という表現はあまり良くないそうだ。ハングルだけでよい。私も少し勉強しようかと思ったが、難しい。北をダブルFと認識する欧米人と一緒で、私はハングルの上下が、ちと分からない。(林)
 2005年、2006年に北海道日本海側でハングルの陽刻がついたガラスダマを拾っている。(小林)
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by ukiukijiten | 2007-01-23 21:45 | ハ〜ホ

【ヒ】

ピカピカ  ピカピカ  
読んで通り、ピカピカと輝く様子を表す。ワックスをかけた後の床、洗車の後の車のボディー、磨いた窓ガラス、どれもピカピカだ。そしてガラス玉もピカピカ!!つや消しのガラス玉も風情があっていいが、やっぱピカピカのガラス玉がいいね。(林)

ビーチクリーナー  ビーチクリーナー(砂浜清掃車)  
砂浜清掃車の項目を参照 ビーチコーミング  ビーチコーミング  アウトドア系の言葉に限らず、横文字にするとカッコ良く聞こえる例は多い。山歩き→トレッキング、洞窟潜り→ケービング、素潜り→スキンダイビング、いちゃいちゃ→メイクラヴ・・・なんかカッコ良くなってしまうよね。ビーチコーミングもそんな言葉。海岸で櫛削る??これにふさわしい日本語は何か?・・・磯歩き、灘走り、浜歩き、磯乞食、寄り物拾い。(林)

ビーチコーミングフォージャパニーズグラスフロウツ Beachcombing for Japanese Glass Floats  
1967年にAmos.L.Woodによって出版されたガラス玉のバイブル的存在だ。それは以前、雑誌「ポパイ」で1970年代に片岡義男さんによって紹介された。その後も版を重ね、最も新しいものは1985年に出版された第4版である。その後1989年にウッド氏が亡くなったので、続く版は出ていない。残念なことに今の所4版も絶版となっている。ただ、古本としては入手可能で、アメリカのアマゾンやパウエルといった中古の洋書を扱うネットショップには普通にあるのでレア本ではない。また初版と4版では写真の変更など多く、できれば両方ともそろえたい。値段は20ドルから40ドル程度で入手可能。初版で59ドルというのがあったが、これは著者のサイン入りだった。これにおよそ10ドルの送料がかかる。ただ、扱う店によって船便だったり、航空便だったりするので、注意が必要。船便だと2ヶ月以上かかることもある。航空便なら10日ほどだ。  2002年暮にamazon.comでチェックしたら、ペーパーバックの第4版が$250で出ていた。すんげー高い!!誰か0を余分に付けたんじゃぁないの??(林)
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ビーチサンダルウキ  ビーチサンダル浮子  
ダルソコ浮子の項目を参照。

ビニコン  ビニコン  
日本製のプラスチック浮子のブランド名。ビニコンで検索すると詳しく分かる。でも、最近は日本ではなく外国(チリ)で作られているようだ。このビニコン、表面のビニールコーティングが剥がれて、風化が促進されると一見軽石状の表面を呈する(林)

ヒョウタン ヒョウタン
 長さ16cmの変な形をしたものです。愛知県南知多町の伊勢湾側の砂浜に打ち上がっていました。振るとガラガラと音がして、種が入っています。水に浮かせると斜に浮くのですが、ヒョウタンの丸い部分の中央辺りで、上と下とで色が違っています。お尻が日焼けしており、水面上に出していたらしくて、アバとして使っていたのかもしれません。(田中)             

ビンダマ  びん玉  
小型のシリンダー型やローリングピン型のガラス浮子の呼び名だ。円柱型に近いことから「瓶玉」と名付けられたと想像するが、「枕玉」と同様に名前がとっても素敵だ。球形の浮き玉を「びん玉」と呼ぶ地方もある。(林)
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by ukiukijiten | 2007-01-23 20:51 | ハ〜ホ

【フ・1】

ブイ  ブイ・buoy  
ブイ、「buoy」とは浮標のことだ。そして「buoyant」だと浮揚性のある、軽快な、楽天的な・・・とあり、浮子から浮き→ウキウキとなるのと同じだ。こうしてみると英語も日本語も雰囲気が近い。  ケマさんの報告によれば、鎌倉の大仏通りに「Buoy」という名のレストランがある。木製の看板には、「RESTAURANT BUOY」そして、救命ブイも看板になっており、ブイの上にRESTAURANT COFFEEと読める。玄関のドアには「浮」の漢字がステンドグラスになっており、帆船を型どった看板には両側に店名の「BUOY」の他にピザ、水こしコーヒー、カレーライスなどの文字が読みとれる。扉の上部にはガラス玉と「浮」の文字、窓の上のテント部分にも「Buoy」の文字、そしてダメ押しは救命ブイに隠れてレストラン浮Buoyの看板!!つまり、ブイ、ブイ、ブイ、ブイ、ブイ、ウキ、ウキ、ウキ!(林)

プカプカ  プカプカ  
波間に浮かぶ様子を言葉にあらわすとこうなる。ウキウキ研究会の会報はプカプカ通信だ。どこかに漂流していってしまいそうな名前だが、今のところ郵便屋さんにがんばってもらっているせいか、「届きません!」の便りは発行元にまだ届いていない。  2001年4月に1号を発行して以来毎月コンスタントに号を増やし、発行を続けているプカプカ通信だが、いつまで続くのかは分からない。可愛い姉ちゃんが現われて編集者がそっちに夢中にでもなれば頓挫は確実、即廃刊だ。この先どうなることやら?
発行が危ぶまれたプカプカ通信だが、順調に号数を伸ばしている。2007年2月現在では通算63号まで発行され、インターネットでも配信されている。
http://uki-puka.exblog.jp/(林)

フジツボ  フジツボ  
漂着物に付着する代表選手の一人だ。フジツボとエボシガイとを比べると、どちらが付着例が多いのだろうか?浮子の場合には同じ様な気がするが・・・。大きなプラスチック浮子にはオオアカフジツボがよく付着している。でも、オレンジ浮子ではエボシガイの方が多いよなぁ。小さなガラス玉でもエボシガイが多いし。浮子の素材によって付着生物が異なるのだろうか?(林)
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ブッシュ  ブッシュ  
イラクとの戦いを選んだあの大統領ではない。同じ大統領でも、ノーベル平和賞を受賞するジミーカーターもいるのに。ブッシュとは砂浜の後背地にできる茂みのことだ。灌木の茂みで、アシやヨシが繁る場合もある。こうした場所は漂着物の隠れ家になっていることがあり、ちょっと注意して探すと、お宝が眠っていることがある。満潮線に先人の足跡が続き、めぼしいモノが無いときには、私はブッシュに目を向けるようにしている。石垣島の金子夫妻もこうしたブッシュに目を向けるそうだが、お宝のガラス玉の他に危ないヤツも潜んでいるそうだ。それは恐ろしい毒蛇のハブ!お宝に手を伸ばしたら、とぐろを巻いたヤツがいたりして。(林)

プラスチックウキ  プラスチック浮子  
プラスチックで出来た浮子全般をいう。塑料浮子も同じ意味の中国語だ。英語ならばPlastic Floatsとでもなるのだろう。でもプラスチック素材はガラスほどの引力が無いと思う。けれども、「タデ喰う虫の好き好き」と言う諺にあるように、ガラス玉がきれいなのは分かるが、どうしてもチープなプラスチックにひかれる人もいる。そんな人の代表はケマさんだ。  刺し網で使うプラスチック浮子は、製造工程の違いで二つに分けられる。一つはモナカの皮のような二枚の部品を接着するもので、オレンジ浮子がその代表だ。もう一つは一体成形されたもので5号ブルー紡錘状浮子がその代表だ。(林)  プラスチック製の球形の浮子は、綱を通すための穴が二カ所有り、色は黒色、オレンジ、クリーム 色などがある。徳島県内の漁港(恵比寿浜港、竹ヶ島その他)で使用されているのを確認 した。この浮子が使用される以前はガラス浮子が用いられていたものと思われる。 (茨木)   

プラスチックカバーツキガラスウキ  プラスチックカバーつきガラス浮子  
今までに見たのは、黒いプラスチックカバーのもの2つ、漂着場所は標津と三石。オレンジ色のカバーのもの4つ、漂着場所は三石町。  カバーの形状はガラス玉を包み込むように球状になっており、上面には耳がついており、ここにはカバーを閉じるため、紐を通す穴があいている。黒いプラカバーの方は耳に穴は1つしかあいていないが、オレンジカバーの方には2つの穴があいている。どちらも球体の上から3分の2の部分まで切れ込みが入っており、切れ込みの終わりは丸い穴があいていて、遊びを作っている。カバーケースは2つに分かれることはない。「MK式硝子玉カバー 実用新案願 No24024」と記されている。黒い方は直径12センチほど、オレンジの方は直径10センチほど。プラスチックカバー自体は、あまり硬くなく、指で少し押さえれば、へこむぐらいの柔らかいものである。  中のガラス玉は割れているものもあった。このカバーはガラス玉自体に網をかける手間を省き、船の上で割れた時にかけらが飛び散らないような効果はあると思える。まったく割れないようには出来そうにない。プラスチックが薄く、とにかく柔らかいためだ。詳しくはCDRの写真参照。(小林)
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ガラス浮子のひとつずつに、クス玉のように半分に分かれるプラスチックのカバーがされている。網掛けをできる人が少なくなって、代用としてプラスチックカバーになったのかもしれない。(金子)       
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by ukiukijiten | 2007-01-23 19:50 | ハ〜ホ

【フ・2】

ブルーボウスイガタウキ  ブルー紡錘型浮子  
中国製のこのブルー紡錘型浮子は青色のプラスチック一体成形で出来たものがほとんどで、一部にはオレンジ浮子のように接着型もあるがこの数は少ない。ブルー紡錘型浮子の両端は丸くなっているタイプと、角ばっているタイプとの二種類がある。このブルー紡錘型浮子にも陽刻のバリエーションがあり、集めるのが楽しい。  ブルー紡錘型浮子には5号と3号との二種類の浮子に分けられ5号が浮力50克であるのに対して、3号は28克である。耐圧水深は5号で80m〜25m、3号で80mである。(林)
 北海道太平洋側、オホーツク海側ではアバ単独で落ちており、オレンジアバに比べ漂着例は少ない。日本海側ではアバのついた網ごと漂着していることがありオレンジアバと同じくらいかそれ以上の漂着量がある。 (小林)
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中国製ブルー紡錘型浮子(丸):徳島県沿岸でも比較的普通に見られる。長さ 12-12.5 cm、青〜水色で両端が丸いのが特徴。三洋号, 05などと陽刻がされている 。(茨木)
中国製ブルー紡錘型浮子(角):徳島県沿岸ではブルー紡錘型浮子(丸)に比べると 稀れ。青〜水色で長さは12, 13.5, 14 cmなど。表面には耐圧水深80m, 05, 08, 象 山東海包装帯、 水深30m、中国東海水産研究所監査などと陽刻されている。(茨木)
 追記:ウキウキ研究会のかとうしほさんの調査により、この浮きを作る会社の一つが解明された。温州塑料厂有限公司 ウェンチョウプラスティックカンパニー http://www.wzslc.com/company.asp(林・2009)

フロステッド  フロステッド  frosted  
フロステッドとは霜が降りた状態をいう。ガラス浮子に霜がおりても陽がさせば溶けてしまう。陽がさしても溶けない霜はつや消しだ。(サンドブラスト、つや消しを参照)(林)

フロッタージュ  フロッタージュ  
こすり出しの項目を参照

フロート  フロート  floats  
私の愛用するリーダーズ英和辞典によれば、浮くもの、浮体、浮遊物、うき、浮標、フロート、いかだ、浮袋の順で並んでいる。  フロートとは浮子全般をいう。またメガフロートと言われる海に浮かぶ海上基地もあるが、これもフロートと入っているので、入れてもいいかも。(林)

フロートップ  FLOATOP  
発泡素材を使った日本製浮子のブランド名。FLOATOPと言うようにフロートとトップを重ねたところがクサい。きっと名前をつけたヤツはカッコいいつもりだったのかもしれない。渥美半島の赤羽根海岸で漂着を見た。  北海道の十勝をフィールドにしている中司さんによれば、2002年11月1日にトイトッキ浜でフロートップの浮子が多数漂着していたとのこと。(林)

ブンケン  文献  
ウッドさんが1967年に出版した「Beachcombing for Japanese Glass Floats」が、私の知っている限り漂着浮子を扱った最初の文献だ。彼はその後も「Beachcombing the Pacific」などの本を書いている。  日本語で書かれた浮子だけを扱った文献は、私が2002年に私家版で小部数発行した「日本沿岸に漂着するオレンジ浮子」しか知らない。ただ、漂着物関係の文献には浮子はよく登場する。石井先生の「新編漂着物事典」をはじめ、児童書の得意なフレーベル館から出ている「浜辺のコレクション」といった絵本にも浮子は登場する。沖縄で発行されている「うるま」という月刊誌でもビーチコーミングの特集などがあり、漂着浮子にもページをさいている号がある。文献は雑誌に限らず単行本でもいつかは絶版・・の可能性があり、漂着物ではないが、「次にまた」ではなく、『機会は一度だけ』の気持ちで入手されたい。 「Beachcombing for Japanese Glass Floats」も2002年春ごろまでは、ネットショップのアマゾンで新本が入手できたが、今では古本を探す状態だ。  また漁業関係の専門書には漁法とともに漁具の説明も詳しい。金田禎之著「日本の漁業と漁法」、「日本漁具、漁法図説」、本多勝司著「漁具材料」などが代表的な文献だ。ただ高価だし、入手が難しい本もあるので、大きな図書館での閲覧を勧める。  漂着して、ゴミとなってしまった浮子に関しては「ひげ先生の書簡・漂着ゴミ・海岸線の今を追って」山口晴幸著 文芸社2002に詳しい。(林)

フンドウガタウキ  分銅型浮子  
中国製の分銅型をしたプラスチック浮子である。色は水色で二種類の大きさがある。分銅の先端はリングになっていて、その穴に浮子綱を結んで使う。分銅型浮子にも表面に陽刻があり、「中国東海水産研究所監製」「淅江温州塑料厂」「・0576-7223285」などと簡略漢字や数字であらわしてある。(林)             分銅型浮子  徳島県沿岸への漂着は稀。2003年の調査で初めて記録された。産 地はいずれも県南部の太平洋岸であり、紀伊水道側では記録がない。高さ約9cm。水 色で表面には013、中国東海水産研究所監制と陽刻されている。(茨木)
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by ukiukijiten | 2007-01-23 19:42 | ハ〜ホ

【ヘ】

ヘソ  へそ  
大きなへそだけを見つけてしまうと「この子はいつまで無事だったんだろう」とため息が出てしまう。近くにある岩をにらんでみたりする。でもこのへそ、ドアストッパーや文鎮などにするとかわいくて、なかなかつかえる。(金子)  
ガラス玉を作り最後に蓋をする部分を言う。シールとも言う。小型のガラス玉ではこのヘソの部分に陽刻を刻むことがあるが、大きなガラス玉では他所にもう一つヘソを作ってそこに陽刻をする。北洋ガラスの「北」の陽刻などはその代表的な例だ。  ガラス玉が岩場などに漂着して割れるとヘソの部分が残ることがある。ふだんは、はっきり見えないが、こうして見ると乳首みたい。また大きなガラス玉のシール以外の陽刻用のヘソ部分だけが残ることもある。(林)

ペットボトルウキ  ペットボトル浮子  
ちょっと前まで転用浮子の代表的なものは洗剤の空容器だったが、最近ではペットボトルの空容器も使われるようになった。それだけ捨てられる量が増えているのも事実だ。このペットボトル浮子は2000年ごろから見つかっている。現在もどんどん増殖中!(林)

ベトナムノウキ  ベトナムの浮子  
ベトナムの浮子は図に示した形が代表的なもので、大きさにはバリエーションがある。わりと柔らかめのプラスチックでできており、「WINH PHONH」、「DA NANG」、「THUAN-PHONG」といった文字や魚の図柄の陽刻がある。ベトナム語をかじったことのある友人に聞いたところ、「DA NANG」とはベトナムの地名とのことだった。渡難ではないそうだ。発音はダァ↓ナン↑と下がって上がるとのこと。他にも色々聞いたが、忘れてしまった。  あと、ベトナムのプラスチック浮子は素材が悪いのか、紫外線に弱いのか、劣化が激しく、細かなひびが入ってきて、ボロボロになって砕けるのが早いと感じるのは私だけだろうか?(林)
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長さはおよそ10.5cm。色はパステル調の薄緑。表面には白鳥のマー クと“CON NGONG, LAC 10P5 HUNG”と言う文字の陽刻がある。2003年1月14日(火) に、徳島県の景勝地として有名な千羽海岸の一角でこの浮子を採集した。県内初記録である。徳島県沿岸への漂着は稀れ。(茨木)
 北海道で拾うことはまず無いと思っていたら、2006年北海道豊頃町大津でひろった。近くを通った船から捨てられたのか、ベトナムからがんばって流れてきたのかは不明。(小林)
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by ukiukijiten | 2007-01-23 18:49 | ハ〜ホ

【ホ】

ボウフウリン  防風林  
風を防ぐために植林された林をいう。住居の周囲に設けた防風林は屋敷林とも言う。海岸の近くには砂や風を防ぐために防風林が設けられることがある。日本海側で北西の季節風が激しい冬季には防風林が役に立つ。また軽い浮子が防風林まで飛ばされてくることもある。2002年11月、漂着物学会の後、ウキウキ研究会の鈴木さんと中司さんと連れ立って、海の中道を歩いた。海の中道駅から浜に出られる小道まで線路沿いに1kmほど戻って、防風林を横切った。防風林の中は発泡スチロールごみがたくさんあった。それに黒いウケの返しやプラスチック浮子もあった。(林)  
台風や強風で防風林まで飛ばされた漂着物は多い。特にガラス浮子は古く大きいものが埋もれていることがある。ただ蜂やヘビの生活場所でもあるので注意が必要。夏でも長袖長ズボン・ゴーグル・革手袋の完全防備で、木に登ったり、ほふく前進したりと、体力勝負、気合いの必要な場所である。(金子)
後背地の項目を参照

ホクヨウガラス  北洋ガラス  
青森市にあるガラス製品メーカー。現在ではガラス玉を製造していないが、かっては多量のガラス玉を生産していた。北洋ガラスのガラス玉には、北という漢字が陽刻され、これはカナダやアメリカ西海岸でダブルFマークのガラス玉として有名になった。ウッドさんの著わした「Beachcombing for Japanese Glass Floats」には、青森にある北洋ガラスの工場でガラス玉が製造される様子が、写真とともに詳しく説明されている。(林)
ダブルFの項目を参照

ホシマーク  ☆マーク
☆マークが陽刻されたガラスダマ。ソ連のものだと本にあるが、☆マークの中に缶と かかれた陽刻のついたガラスダマをお持ちの方がいらっしゃる。ただの☆マークと☆のなかに缶マークは関係があるのだろうか?☆マークは北海道開拓使が使っていたこともある。昔北海道開拓史の管理下にあった缶詰工場は☆マークがラベルに入っていたし、現サッポロビールも☆マークがいまだに残っているので北海道のどこかの会社が☆マークつきのガラスダマを発注した可能性があるのではないかと思っている。(小林)
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ホッカイドウ  北海道  
北の国からで有名な北海道にはウキウキ研究会の会員が7名もいる。この様子だとウキウキ研究会・北海道支部ができるのも時間の問題か?浮子については、まだガラス玉の作られている小樽もあり、各地でガラス玉が拾えるようである。ただ、南方系の浮子については、海流の関係もあって漂着例が少ないようだ。その代わり、ロシアの浮子などの漂着があるようだ。(林) ホームページ  ホームページ  インターネットのホームページである。この中で浮子に関するものを探すと、出てくるのはガラス玉がほとんどだ。国内のサイトでは、「浮き玉放浪記」というきれいなサイトがあったが、2002年末で閉鎖となってしまった。(ウキウキ事典CD-ROMで見られます)残念!!こうしたホームページ(HP)はいつまでも続くものではないので、気に入ったら、ダウンロードするかプリントアウトしておかないと、ある日突然に無くなっていることがあるからね。昨年の末から始まった金子夫妻のサイト「海辺の標本箱」は石垣島に漂着するガラス玉をはじめとする漂着物のHPだ。http://www.cosmos.ne.jp/~aoiumi/garasu/newpage1.htm(林)

ボンテン  ボンテン 
ボンデンの項目を参照。

ボンデン  ボンデン  
マグロやマスと言った、はえ縄漁の時に浮子の末端に網の目印として使うマークである。近年ではラジオブイとよばれる電波で位置を発信する物も使うが、昔からのボンデンはずっと続いている。日本海側の越前海岸では、韓国のボンデンがよく漂着する。韓国のボンデンはやはり上の旗の部分にハングルで書いてある。  ボンデンは基本的に3mほどの細めの竹竿を使い、一番上に旗、中央部分に真ん中をくりぬいた発泡スチロールや、浮き玉などをしっかり固定し、下の端に金属棒などの錘につける。(林)                
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by ukiukijiten | 2007-01-23 17:49 | ハ〜ホ