【ソ】

ソウギョショウヒョウ  雙魚商標  
この雙魚商標のオレンジ浮子も調査結果では12%ほどの占有率を占める。またオレンジだけではなく、黄色の同型をしたものもある。この陽刻の図柄は丸の中に二匹の魚が飛び跳ねているかわいいもので、陽刻のバリエーションも多い。またブランド面と反対側の陽刻には「1C」がよく使われている。その意味は不明。(林)

ソリョウウキ  塑料浮子  
プラスチック製浮子の総称である。プラスチック製品はうまくメッキすると金属に見えることがある。最近の自動車部品などはそんなプラスチックの塊だ。でも、プラスチックの浮子は、誰が見てもプラスチック製としか見えない。そんな浮子に塑料浮子とわざわざ陽刻してあるのだ。これって、ちょっと考えると楽しくありません?それともリサイクルを考えて素材を明記したとか・・・きっと漂着することを予想して、拾った人がこれは何だ?と困らなくても良い様に・・・親切だなぁ。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 13:29 | サ〜ソ

【タ・1】

タイアツスイシン  耐圧水深  
読んで字のごとく耐圧水深だ!ちなみに私の場合は5mも素潜りするとけっこう水圧を感じるし、それより潜ると息も続かないし、暗くなるし、10mも行けないだろうなぁ。スクーバやれば別の話し。それに比べ浮子はすごいなぁ。だって耐圧水深が150mなんて平気で書いてあるんだもの。(林)

ダイイチガラス  ダイイチガラス  
ガラス製品メーカーの第一ガラスもガラス玉を作っていた。ここのガラス玉は「DG」という陽刻が見られる。これに他のアルファベットや数字が付随することもあるが、「DG」の文字があればこの会社の製品だろう。(林)
 第一の略字に数字(2と3)がついているもの、D.G、D.G A、D.G B、第一を四角で囲いその下に○で囲んだ特の字がついているもの、6種類を拾っている。(小林)

タイセキソウノナカノアバ  堆積層の中の浮子
 砂や土の堆積には水の力が最も関わっているために以前は堆積岩のことを水成岩とも言った。砂丘の成り立ちには水が運んできた砂を風が飛ばして運ぶので、風の要素も大きい。こうした砂丘にできた砂の堆積層の中からガラス浮子が発見されることがあるそうだ。私が関わっていた恐竜発掘現場の土方の話しでは、北陸のとある場所にある海岸近くに砂の採取場があって、その丘を切り崩して砂を売っていたそうな。その砂の中には貝殻や丸いガラス玉があって、砂を大きなふるいにかけ、砂以外の石や貝殻、ガラス玉などは選別していて、そこで土方が拾ったという小さなガラス玉を一つもらった。地図を書いてもらい、その場所を訪れたが、もう丘はなく凹んだ大地に水が溜まり、あたりは草ぼうぼう。(林)

タイフウ  台風  
伊勢湾台風、第二室戸台風、こうした歴史的な台風は大きな被害を与えた。私が子供の頃に近くを通過した伊勢湾台風は、襲来時が満潮と重なったために伊勢湾周辺に大きな影響を与え、亡くなった人も多かった。台風の後に漂着した多量の靴があったために靴塚というものまで作られたし、電柱に「伊勢湾台風の時にはここまで冠水しました」というプレートがつけてあったことも覚えている。  でも、台風がやってくると、私はワクワクしてしまう。不謹慎かも知れないが、子供の頃からそうだった。学校は休みになるし、家でゴロゴロ漫画でも読んで・・。今だと、うーん早く海に行きたいな。何か漂着してるぞ、きっと大きなガラス玉も太平洋を一周してくるかも。ワクワク!!となってしまうのだ。2002年の秋にも、台風の通過翌日に渥美半島に行った。そこではじめて見たものは波浪によって海底から引っこ抜かれたウミサボテンと、どこかから漂着した南極1号!!(林)  
八重山に大型の台風が来ても、せめて沖縄本島に影響がないとニュースにもならず、皆さんが知らない間に暴風域だったりする。ちょっと寂しい。その台風が去った後は、海岸には山のような漂着物がある。中には、防風林まで飛ばされ海岸には何もない時もある。大物・珍品をゲットするには、この台風の後が狙い目。(金子)

タイヨウギョギョウ  太陽漁業  
野球はそんなに好きではないが、ひところ太陽ホエールズのファンだった。おさえのピッチャーの斎藤が好きだったからだ。奴はそんなに強くもなくて、コントロールもいまいちだったけど、投げるときの顔は負けていても、いつでも不敵だった。そんな奴はとっても素敵。そのホエールズのオーナーが太陽漁業だった。◯の中にひらがなの「は」がトレードマーク。ときどきこのマークのついた浮子が漂着する。  私が越前海岸で見かけたラグビーボールそっくりの黒い浮子には、中央にマルハのブランドがあった。(林)
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タイヨウフヒョウ  太陽浮標  
オレンジ浮子のブランドの一つである。この太陽浮標は全体に大きめで、同じ1号浮子であっても他社の物より少し大きめだ。またそれよりもずっと大きな浮子に1号と陽刻してあるものもある。ブランドの陽刻面の反対側は無地のものが多い。私が調査したときの占有率は8,8%だった。(林)          
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 12:40 | タ〜ト

【タ・2】

タイワンノウキ  台湾の浮子  
台湾の浮子の代表はオレンジ浮子だ。これらを台湾製だと判断した理由は陽刻されている漢字が略字ではなかったからだ。一度台湾にこうしたオレンジ浮子の製造元を訪ねてみたいと思っているが、いつになることやら。(林)

タクホン  拓本  
石碑の銘文や図柄を採集するのに使われたり、考古学で土器の表面の模様を採集するのに使う拓本の技法を浮子の陽刻や陰刻の採集に応用することができる。石井先生に教えてもらった湿拓は簡単に使えるので、オススメ!!くれ竹本舗の「墨拓」というセットが使いやすい。(プカプカ通信8号参照)(林)

タコカラヅリハエナワリョウ  タコ空釣りはえ縄漁  
通称「化け縄」と呼ばれる漁法で、1906年 に北海道浦河町の漁業者によって始められた。当時千葉県銚子で行われていた、エイ空釣りはえ縄漁具を導入したところ、ミズダコが多く掛かったことから、大正時代に北海道各地に普及した。空釣りはえ縄漁は名前のとおり、はえ縄の針に餌を付けずに、移動するタコを引っ掛けてとる漁法である。  仕掛けは、縄(化繊)にヒモでくくった石のおもりを下げ、次にガラス浮子(現在ではプラスチックが多い)を付け次にヒモのついた針を8〜10本さげ、またガラス浮子を付ける。この繰り返しである。おもりと浮子の微妙なバランスにより針は海底すれすれの所に下がるようにするため、海底は針先を傷めない砂地がよく、漁場は水深10m〜150mと幅広い。(田中正)
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タコノモヨウ  蛸の模様  
日本海側に多いと思うが、プラスチック製の中空でわらじ型の韓国製浮子がある。色は黒、グレー、煉瓦色などがあり、ハングルの陽刻や陰刻があるので、判別は簡単だ。この中に蛸の図柄のついたやつがある。私が知っているのは煉瓦色のやつだ。最初に見かけたのは鳥取県の白兎海岸。その後丹後半島の箱石浜や福井の越前海岸でも漂着を見た。北海道の山本さんからの私信によれば、朝里から張礁にかけての海岸で漂着があったとのことだ。  京馬さんには、韓国語の師匠がいて、いつもハングルを読んでもらえるそうだ。この蛸の模様の上にあるハングルは「ムノピョ」と言って、意味は「ミズダコ印」となるそうだ。(林)               

ダブルエフ  ダブルF  
青森にある北洋ガラスのガラス玉についていた北のマークを英語圏の人間が身近な文字に置き換えたとき、北を上下逆に読むと、Fとその鏡文字に見えたために、ダブルFと読んだことにはじまる。 確かに逆から見たらダブルFだなぁ。このような例は他にもあり、「仙」を上下逆に読むと、Tyとなる。(林)
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ダブルソーセージフロート
ダブルソーセージフロートが、初めて文献に登場したのは1993年のBert Webber著「I'd rather be beachcombing」で、P41に写真のみが登場している。Walt Pich著「Glass Ball」(2004)で、ダブルソーセージの名称とともに日本の漁村や浜でこのウキを見たことが無いが、台湾では珍しくないので台湾のガラス工房で作られていると推測している。また、プカプカ通信45号では、Amos Woodさんの名著にも登場しておらず、近年になって文献に登場していることから、そんな古くからあったウキではないような気がすると林さんが書いている。しかし、ダブルソーセージという名称は、日本人には違和感を感じてしまうのは私だけだろうか?日本のソーセージとは、まったく似ていない。だれか別の日本名称を考えてはどうだろうか。
これまでに百人浜では、ダブルソーセージフロートを2004年1月13日(a)と2006年10月16日(b)と2回拾っている。サイズは、長さa)129mm,b)132mm、太さa)54mm,b)53mm、くびれ部の太さa)44mm,b)48mmとなっている。
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ダブルボール ダブルボール
球形のガラス玉の内側に、もう一つガラス玉ができること。 内側の玉は、シールボタン付近にできるため、シールボタンをつけた際にできたものと考えられる。シールをしたガラスが軟らかな場合、スピンドルになることもあるが、ガラス玉内部が減圧状態の場合、内側にボールのできることがある。ダブルボールの多くは、シールをやり直していることが多い。
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タル  樽  
酒やたまりの樽や桶を網のウキとして使うこともあった。愛知県の知多半島では、「ナガノ」と呼ばれる延縄漁があり、縄の最初と最後の目印としてこの樽を使った。浮き樽とも呼ばれる。(林)

ダルソコウキ  ダルソコ浮き  
名付け親は横浜のケマさん。東南アジアで使われていると思われるこの浮きはビーチサンダルの底のような、柔らかい発泡系のプラスチックを短冊型に切り、その両端を紐で結わえて使っている。ケマさんはサンダルの底と思っているようだが、私はお風呂マットかと思っている。そうなると風呂マ浮きか?(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 12:26 | タ〜ト

【チ】

チュウゴクノウキ  中国の浮子  
中国の浮子は中華人民共和国の浮子のことだ。中国の浮子には球型、紡錘型、分銅型、豆型など形状にバリエーションが多い。こうした浮子に施される陽刻や陰刻には簡略字が使われているのでわかりやすい。また浙江、福建といった地名も印されている。(林)
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チンシ  沈子  
オモリ全般をいう。特に釣りの仕掛けはオモリと呼ばれる。網のオモリはイワの方が多いようだ。(林)イワ・オモリの項目を参照              
愛知県南知多町の漁港で見かけたものです。ロープがとても丁寧に掛けてあるものや、石の凹みをうまく利用しているものなど色々ありました。ロープの掛け方を考えるので、沈子黙考でしょう。(田中)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 11:20 | タ〜ト

【ツ】

ツリノウキ  釣りの浮き  
浮きをあつかうとなれば、釣りの浮きにも言及しなければいけないかもしれないが、これはまた別の世界だろう。「浮き」でインターネットの検索をかけると、出てくるのは釣りの浮きがほとんどだ。へら浮きなどもう深くて、深くて、底が見えないほど。漂着した釣りの浮きも見られるが、私は全く関心がない:(林)

ツヤケシ  つや消し  
表面がつや消しになった様子をいう。ガラス板の場合だとスリガラスという。こうした状態を作るのには二つの方法があり、一つはフッ酸をかける方法と、もう一つはサンドブラストをする方法だ。砂浜に埋もれたガラス玉だと、外に出ていた部分が飛んでくる砂粒にさらされて、つや消しになっていることがある。こうしたつや消し状態になるのには、ある程度の期間が必要だ。私が定期的に歩いている越前海岸での様子から判断すると、半月ほどの間をあけて歩くと、つや消しは見られないが、一月から二月ほどの間をあけて歩くと見られる。ガラス玉はつや消しになりやすいが、電球はなりにくい。ガラスの硬さが全く違うようだ。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 10:03 | タ〜ト

【テ】

テヅクリウキ  手作り浮子  
手作り浮子は、工場生産や、機械生産されずに作られた浮子である。自家製浮子、ホームメイド浮子とでも言ったほうがよいのかもしれない。ここの手作り浮子は漁師の自家製浮子と考えてほしい。これには自分で木を削って作った物もあれば、空になった洗剤容器を転用する場合もあるだろう。またサンダルの底やお風呂マットを切って、それに紐を結わえて浮子にすることもあるだろう。ボンテンの浮き部分に発泡スチロールを素材にして作ることもある。(林)
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テブキ  手吹き  
「ガラスは口で吹くもんだ、手で吹くなんてできるか!」と言われそうだ。この手吹きということばが正しいのかは分からないが、ガラス玉を作る際に人が吹いて作るのを手吹きと読んではどうか?うまい職人が作ったものはきれいな球になっているが、「なんじゃこりゃ?」と言いたくなるものもある。ガラス玉も機械で作る場合もあり、そうしたガラス玉は地球儀のように中央に赤道の線が入っている。外国の文献やHPでは、「hand-blown」や「mouth blown」と表記されているものがある。(林)  
頑固な(想像)職人さんがひとつひとつ吹いて作った「手吹き」のものは、味わいがあって、拾った時は一段と嬉しい。型にはめて作ったものより割れやすいようで、数は少ないと思う。だからなおさら嬉しい。(金子)

テンヨウウキ  転用浮子  
転用浮子には二つの意味がある。一つは浮子以外の用途に作られた製品を浮子に転用することを言う。特に多いのは洗剤容器の転用だ。これは各地で見られる。また最近は空になったペットボトル容器に蓋をして、それをネットに包んで浮子に使う例も見られるようになった。            
もう一つには逆の転用もある。(正しく言えば、浮子の転用ですけど)それは漂着した浮子を加工して他の物として利用することがある。そんな例にはプラスチック丸浮子の一部を切り取り、植木鉢に転用することもある。また浮子の家の垣根にみられるように、本来の目的とは異なったデコレーションに浮子を使うことも転用浮子と言えるだろう。(林)  
私はシリンダー型ガラス浮子を餃子の皮を伸ばすのに使っていますし、我が家では、大小さまざまな38個のガラス玉をトイレの窓にしています。ステンドグラスのようでキレイですヨ。(久野)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 09:26 | タ〜ト

【ト】

トクシマノヒョウチャクウキ 徳島県の漂着浮子  
徳島県立博物館では過去10年間にわたって漂着物の採集を続けており、これまでに 1854点の漂着物を収集している(2003年2月12日現在)。このうち浮子は166個ある が、徳島県内での採集品は125点でその他は沖縄など県外で採集した物である。県内 産漂着物 741点のうちの2割弱が浮子にあたる。県内で収集された浮子の主な種類 は、台湾製オレンジ浮子、中国製のブルー紡錘型(丸および角)・分銅型・豆型の各 浮子、韓国製球形浮子、ベトナム製浮子などがあるが、白樺浮子、軽石浮子、などについては全く記録がない。また、この他に黒色で四角柱状の物(2-2 浮力 55 克などの陽刻有り)、流線型でチョコレート色の浮子(M-3と陽刻有り)などが稀 れに見られる。(茨木)

トシオ  俊雄  
俊雄と言えば、人の名前、としおさんだ。これが浮子の陽刻に見られる。特にオレンジ浮子の船牌浮標もブランドの反対側の面に見られる。私の感覚だと俊雄は人名だが台湾ではどうだろうか?人名?地名?ブランド名?この俊雄は船牌浮標だけでなく、太陽浮標にも一部陽刻されているものがある。(林)

トットリサキュウ  鳥取砂丘  
鳥取県鳥取市の郊外に広がる広大な砂丘だ。鳥取市から福部村にかけての一帯を鳥取砂丘と呼んでいる。鳥取県は白い砂浜が長く続き、ビーチコーミングには適した所だ。鳥取砂丘の砂は千代川(せんだいがわ)が供給した砂から成り立ち、やや赤色がかった石英が優勢な砂である。(林)

ドーナン  道南  
これがベトナムかどこかの言葉ではないかとMLで話題になった時、私は「え〜道南じゃないの?」と思ったのだけど、「北海道の人だからそう思うのかなぁ。証拠もないしねぇ」と思っていたら、やはり同じように思っている人がいて、MLに返答していた。  その後、えりも岬のビーチクリーンアップに参加した時に、この証拠となるものを発見!DoNAN(細い青色12,5cm)、DoNAN(葉巻き型レンガ色、両端にくびれ、11cm)、楕円の中に道南(葉巻き型レンガ色退色14cm)、道南フロート(上部二ケ耳、オレンジ色球型直径45cmほど)の4種類の陽刻のある浮子を見つけたのだ。 ♪ソーラン節のフシで♪ ♪ィヤ〜 ♪ァレ? ♪ン? ♪ソーダー! ♪DoNAN ♪DoNAN ♪道南 ♪ハイハイ  2003年1月には、日高管内三石でDonan Floatと筆記体で陽刻のあるオレンジ色の大型球形浮子も発見している。(ちなみにML返答とえりも三石での発見も小林真樹さんといっしょ)  それにしても一つの事柄に関心を持つといろいろな事が見えてきて面白い。与那国島が「どなん」と呼ばれていたこと。日本最西端であり、渡難という字をあてること「どなん」という焼酎があること(福岡大会に与那国の久野幸子さんが持って来て下さった。クバの葉で包んだびんがステキだった)。「島の時間-九州、沖縄、謎の始まり」赤瀬川源平(平凡社ライブラリー)に、この酒の話もでてくる。(中司)
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はじめに見つけたのはDoNANと書いてあるものだった。葉巻型で茶色いもの。外国産のものかも?と言う説も飛び出した。しかしその後北海道各地でドウナンフロート、道南、Donan Float と書いてあるものを発見。どうやら道南というメーカーらしきものがあるらしい。漁連に問い合わせのメールを出したが返事はまだ返ってきていないのでいまだに謎のまま。大きさや色はさまざま。浜辺に行ったときに気をつけてみるようになってからこの浮きには時々出くわすようになった。(小林)  
行政区画を南北に分けるのはどこでも行われている。福井では木の実峠を境に嶺北、嶺南となっている。道南は北海道の南部のことだ。このDoNANと陽刻された浮子がある。発見された場所が北海道であったので、地元の人は素直に道南ブランドと受けとったが他所者は外国産だの、ベトナム?とか色々話題を提供してくれた。  正解はやっぱり道南ブランドだった。  えりも岬の石川慎也さんに教えて頂いたDoNAN浮子は長さが10cm位の茶色のプラスチック浮子で、円柱型。両端に綱をかけるための凹みがある。(林)  
横須賀市の伊勢町海水浴場で、2000年9月28日に見つけた葉巻状のウキにDONANとあった。東京湾の入り口なので、東京湾外からのオレンジウキも多い。これはもしかして、与那国島?とわくわく。与那国島のことを、あちらの方言でドナン(渡難という字をあてる)ともいうからである。しかし、2002年末にDONANは「道南」であることがわかった。ちょっとショック。(京馬)  鹿児島県の加世田市吹上浜(Jan.04, 2003)で採集された物を見たことがある。色は黒色で長方形。長さは13.5cm。「DONAN SR-27」と陽刻されている。また、 これと同形の浮子が徳島県内の竹ヶ島で使用されているのを確認した。(茨木)

トリプル  トリプル  
ガラス玉が二つ接着されたものを「バイナリー」と呼ぶが、三つが接着されたものもあるそうだ。私も文献(I'd rather be Beachcombing)でしか見たことがないが、18cmほどのガラス玉が三つきれいに、くっつけてあった。(林)              

ドンブラコ  どんぶらこ  
漂着物学会の機関誌も「どんぶらこ」だが、ウキウキ研究会のテーマソングも「どんぶらこ」だ。作詞・作曲はもちろん私、そして2002年の漂着物学会の発表の席で3番までしっかりと披露させていただいた。総会に来られなかった方は残念でしたね?どうしても聞きたいという方はご連絡下さい。インディーズからCDが出ていますので購入方法をお知らせします。(近々廃盤確実?)(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-24 09:02 | タ〜ト

【ナ】

ナワバシゴ  縄梯子  
忍者が使う縄梯子のあれである。あれを使って塀を乗り越え、敵の屋敷に忍び込み・・・となる。縄梯子の様に浮子をつなぐ例がある。オレンジ浮子はふつう浮子の長辺と並行に浮子綱を結わえるが、浮子の長辺と垂直に結ぶと縄梯子方式となる。私もこの方法で結わえた浮子は一度しか拾ったことがない。でも、何に使うのだろうか?オレンジ浮子を使った縄梯子でお屋敷の塀をよじのぼる忍者なんて考えただけでも楽しい。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-23 23:53 | ナ〜ノ

【二・ヌ・ネ・ノ】

ニシンリョウノウキ  ニシン漁の浮子  高橋明雄著・北海道新聞社発行の「鰊 失われた群来の記録」からニシン漁に使われた浮子を紹介する。板浮子:網につける浮子、丸浮子:手綱の側綱につける浮子、舟形浮子:網をあげ易く工夫した舟形の浮子、管浮子:網につける浮子、ガラス玉:大きいものはボンデン、標識にもなった。浮樽:海上の位置標識に使った。(林)
                           
ニチロ  日魯漁業  
口の中に一が入った「日」のようなマークが日露漁業のトレードマークだ。このトレードマークを陽刻したガラス玉もある。このガラス玉を作っていたのは北海道の函館ガラスだった。ガラス玉の直径は4,5cmから30cmまでの物があったようだ。(林)

ネット ネット  
魚網もネットだが、このネットはガラス玉を覆うネットのことだ。大きなガラス玉と違い10cmくらいまでの小型のガラス玉は細かいネットにくるまれて使われることがある。もちろん縄を編んで使うほうが多い。(林)
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ノトハントウ  能登半島  
石川県にある能登半島は本州からグッと突き出した所にあるので漂着物が寄りやすい場所だ。例の浮子の家もあるし、ちょっと前には機雷の漂着や、テレビ数百台の漂着があったりと話題に事欠かない。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-23 22:53 | ナ〜ノ

【ハ・1】

ハイトップ  ハイトップ  
国産の球型浮子のブランド名だ。カタカナでハイトップと表面に陽刻がしてあるので識別は簡単だ。私が見たのはオレンジ色の直径が30cmほどのやつで、そんなに硬くないプラスチック製だった。もう一つ黒いやつもあった。その品番はAF-10-3(林)

バイナリー  バイナリー  
二つのガラス玉が合体したような形状をしているガラス浮子である。これは珍しく、漂着例は知らないが、浮きの家で見た。玄関に通じる垣根にこのバイナリーフロートが吊してあった。バイナリーでもいいが、私はジェミニ(双子)と呼ぶのもいいと思う。  第一ガラスの作っていたバイナリーフロートは直径が18cmほどのガラス玉を二つ合わせたものがあった。(林)
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ハエナワ  はえ縄  
はえ縄漁では、マグロはえ縄が有名で、はえ縄の両端には標識灯やラジオブイを付け、ガラス玉から浮縄をつけ、その下の幹縄には5本ほどの枝縄につけた仕掛けがついていて、餌にはイカやムロアジなどを使った。仕掛けなどは、場所によっては多少の違いはあるが、早朝に海中に入れ、日中から夜半に引き上げた。  マグロ以外にもはえ縄漁は盛んに行われていて、場所・漁種・ガラス玉のサイズを以下に示す。秋田・サメはえ縄・直径24cm、熊本・カサゴはえ縄・直径15cm、北海道・ブリはえ縄・直径40cm、新潟・アカムツはえ縄・直径4,5cm、九州・キハダマグロ・直径18cm(林)

ハクトカイガン  白兎海岸  
鳥取市を流れる千代川の東側に鳥取砂丘があり、西側には白兎海岸がある。この海岸は稲葉の白兎の伝説でで有名な白兎海岸だ。鳥取砂丘は有名で、ビーチクリーンアップなども行われているが、砂丘に邪魔されて海岸までのアクセスが大変。それに比べて白兎海岸では、R9沿いに海岸があるのだから楽だ。韓国からの漂着物も多く、時にはガラス玉、アオイガイ、ココヤシ、ゴバンノアシも流れつくビーチコーミングに向いた浜だ。(林)

ハクブツカン  博物館  
博物館や資料館でも浮子の展示してある場所がある。2002年11月に開かれた福岡での漂着物学会総会では、翌日朝のビーチコーミングの後には史跡めぐりがあった。史跡めぐりで訪れた「玄海町民俗資料館」では、伝統漁法、漁具に関する展示が充実しており、漁法の展示解説も分りやすかった。数々の浮子の展示や、浮子を引っかけ釣りに加工して使用するといった新しい発見もあってうれしかった。(林)

バケナワリョウ  化け縄漁  
様似町の田中正人さんに教えてもらったこの漁法は、タコ空釣りはえ縄漁とも言い、まだガラス玉も使われているそうだ。  この漁方は、川崎さんが「下北半島」で書かれている蛸縄延縄漁と同じものだと思う。(林)

ハソンシタウキ  破損した浮子  
割れてしまったり、水圧に耐えきれず潰れた浮子も漂着する。プラスチック製の球型浮子はその破損して潰れた様子が面白いし、豆型浮子では潰れた場所もあれば、その逆にふくらむ場所もできて、見ていると飽きない。でも、そんな破損した浮子には目もくれずに美品ばかりを探すのが私だ。でも、そんな潰れた浮子に目を向ける人もいる。ウキウキ研究会の田中先生はこんなところにまで目が届く。これだから浮子も面白いが、人はもっと面白い。(林)
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# by ukiukijiten | 2007-01-23 21:52 | ハ〜ホ