【ハ・2】

ハッポウウレタン  発泡ウレタン  
発泡プラスチック素材の中では、発泡スチロールよりも重いが、その分強度もあって、浮子の素材になる。(林)

ハッポウスチロールウキ  発泡スチロール浮子  
発泡プラスチック素材の中では、最も軽く浮力も強いが、強度が低いためにそのままでは浮子にならない。容積の9割以上が空気というこの素材、便利なようで、やはり浮力を活かして内部に充填したり、表面を他の素材で覆って使う。そんな例には発泡スチロールでできた俵を養生シートで包んだ浮子がある。このタイプの浮子は、米俵(知らない人も多い?)ほどの大きさから、直径が70cm程で長さが150cmほどの物まである。ただ海岸の発泡スチロールによる汚染はひどく、防風林の中の林床が冬でもないのに真っ白になっていることがある。これは漂着した発泡スチロールのしわざだ。発泡スチロールは、発泡スチレンとも言う。(林)
c0106448_21223155.jpg
 
徳島県の海岸沿いでも直径60?、長さ70?程の発泡スチロール の固まりを見かけることがある。網がかかっていたりするが、県内各地の漁港でも見 ることができる。見かけても採集することは稀れ。(茨木)

ハッポウソザイ  発泡素材  
発泡ウレタンや発泡スチロール浮子といった空気を含んだ素材で、浮子の材料にはもってこいだ。他にはスタイロフォームも発泡素材だ。(林)

バナナフロート  バナナフロート  
発泡素材を使った船型のこのフロートは以前からある。煉瓦色、青色、中にはピンクもあるが、この黄色のやつは雰囲気がバナナに似ているので、外国ではバナナフロートと呼ばれてきた。とってもかわいい呼び名で私は気にいっている。日本では舟形浮子と言われている。  このフロートの一部には陽刻があり、「プローバー・ダイワ-26」とカタカナで表現されていた。プローバーが名称だろう。プローバーが英語なら、長い距離を渡る種類もある「千鳥」のことだ。  浮子本来の使い方ではな・が、九州北部ではこの浮子を加工して「ブリの引っかけ釣り」に使っている。(林)
c0106448_20381287.jpg
 
以前、石垣島の白保で私が見つけたモノは「おもちゃの船」になるように彫刻されていた。陽にさらされ、ベージュ色になっている。東南アジアからきたのだろうか?やはり石垣島で拾ったものにNAMYANGとあるのだが、何語かもわからない。東南アジアから来たのだろうか?2000年7月に、横須賀市荒崎で拾ったものには、DONANとあった。東南アジアから・・・ではなく、北海道。(京馬)              

ハヘン 破片  
浮子は水圧によって割れたり、漂着時に割れたりして、破片となって転がっていることがある。こうした割れた浮子の破片だけを集めてみるのも面白い。プラスチック片には興味がないが、ガラス玉の破片はつい手がのびる。気にしてガラス片を見ていると、ヘソの部分ではなくてもガラスの厚さや色や曲率で「ハハーン、これはガラス玉の破片だな」と分かってくるものだ。瓶が割れてできたビーチグラスに比べ、ガラス玉のビーチグラスは内側のつや消し度数が低いのだ。(林)

ハンキョウニモエタウキ  反共に燃えた浮子(中華民国・台湾製)  
2001年11月、宮崎県・青島の北側の砂浜で、びっしりとエボシガイが付着したものが漂着していました。一体どんなものに付着しているかと、木切れを拾って、エボシガイを払い除くと、青緑色のプラスチック浮子でした。全長18cm、中央幅2,5cm、中央に太陽図(国民党の党旗で、自由と平等のシンボル・12本の光線は午前と午後を二分する12刻、あるいは十二支を意味する)「世界の国旗・大百科」(人文社)その左右に反共・必勝、裏にも太陽図と左右に推翻・暴政と陽刻されていました。  中国大陸を追われ、台湾に逃れた中華民国・国民党が中国大陸奪還を目指していた頃のものでしょう。浮子にまで、そのスローガンを掲げていたのです。その当時の意気込みが感じられます。中国大陸を制圧した中華人民共和国の共産党は、政治的、経済的、軍事的に巨大化し、国民党の奪還も今では夢となったようです。台湾は1991年4月30日(発効は5月1日)、李登輝によって内戦集結を宣言します。それまで流されていた海漂器(容器に反共のビラを入れて海に流すプロパガンダ)も行われなくなりました。  反共の文字もすっかりエボシガイに覆われて、どこをどう彷徨っていたのでしょうか?  なお、同じような反共に燃えた浮子は1986年11月、福岡市・海の中道でも1個拾いました。長さ13cm、幅3,5cmのプラスチック製で、中央に太陽図、反共・団結、裏にも自由・争取とありました。  北朝鮮の浮子事情はよく分かりませんが、もしかしたら、反米、反日の文字を刻したものがあるかもしれません。(石井)            

ハングル  ハングル  
韓国で使われる文字でハングルと呼ばれる。ハングルとは、偉大な文字という意味があるそうで、ハングル文字という表現はあまり良くないそうだ。ハングルだけでよい。私も少し勉強しようかと思ったが、難しい。北をダブルFと認識する欧米人と一緒で、私はハングルの上下が、ちと分からない。(林)
 2005年、2006年に北海道日本海側でハングルの陽刻がついたガラスダマを拾っている。(小林)
[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 21:45 | ハ〜ホ

【ヒ】

ピカピカ  ピカピカ  
読んで通り、ピカピカと輝く様子を表す。ワックスをかけた後の床、洗車の後の車のボディー、磨いた窓ガラス、どれもピカピカだ。そしてガラス玉もピカピカ!!つや消しのガラス玉も風情があっていいが、やっぱピカピカのガラス玉がいいね。(林)

ビーチクリーナー  ビーチクリーナー(砂浜清掃車)  
砂浜清掃車の項目を参照 ビーチコーミング  ビーチコーミング  アウトドア系の言葉に限らず、横文字にするとカッコ良く聞こえる例は多い。山歩き→トレッキング、洞窟潜り→ケービング、素潜り→スキンダイビング、いちゃいちゃ→メイクラヴ・・・なんかカッコ良くなってしまうよね。ビーチコーミングもそんな言葉。海岸で櫛削る??これにふさわしい日本語は何か?・・・磯歩き、灘走り、浜歩き、磯乞食、寄り物拾い。(林)

ビーチコーミングフォージャパニーズグラスフロウツ Beachcombing for Japanese Glass Floats  
1967年にAmos.L.Woodによって出版されたガラス玉のバイブル的存在だ。それは以前、雑誌「ポパイ」で1970年代に片岡義男さんによって紹介された。その後も版を重ね、最も新しいものは1985年に出版された第4版である。その後1989年にウッド氏が亡くなったので、続く版は出ていない。残念なことに今の所4版も絶版となっている。ただ、古本としては入手可能で、アメリカのアマゾンやパウエルといった中古の洋書を扱うネットショップには普通にあるのでレア本ではない。また初版と4版では写真の変更など多く、できれば両方ともそろえたい。値段は20ドルから40ドル程度で入手可能。初版で59ドルというのがあったが、これは著者のサイン入りだった。これにおよそ10ドルの送料がかかる。ただ、扱う店によって船便だったり、航空便だったりするので、注意が必要。船便だと2ヶ月以上かかることもある。航空便なら10日ほどだ。  2002年暮にamazon.comでチェックしたら、ペーパーバックの第4版が$250で出ていた。すんげー高い!!誰か0を余分に付けたんじゃぁないの??(林)
c0106448_20431169.jpg
   

ビーチサンダルウキ  ビーチサンダル浮子  
ダルソコ浮子の項目を参照。

ビニコン  ビニコン  
日本製のプラスチック浮子のブランド名。ビニコンで検索すると詳しく分かる。でも、最近は日本ではなく外国(チリ)で作られているようだ。このビニコン、表面のビニールコーティングが剥がれて、風化が促進されると一見軽石状の表面を呈する(林)

ヒョウタン ヒョウタン
 長さ16cmの変な形をしたものです。愛知県南知多町の伊勢湾側の砂浜に打ち上がっていました。振るとガラガラと音がして、種が入っています。水に浮かせると斜に浮くのですが、ヒョウタンの丸い部分の中央辺りで、上と下とで色が違っています。お尻が日焼けしており、水面上に出していたらしくて、アバとして使っていたのかもしれません。(田中)             

ビンダマ  びん玉  
小型のシリンダー型やローリングピン型のガラス浮子の呼び名だ。円柱型に近いことから「瓶玉」と名付けられたと想像するが、「枕玉」と同様に名前がとっても素敵だ。球形の浮き玉を「びん玉」と呼ぶ地方もある。(林)
[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 20:51 | ハ〜ホ

【フ・1】

ブイ  ブイ・buoy  
ブイ、「buoy」とは浮標のことだ。そして「buoyant」だと浮揚性のある、軽快な、楽天的な・・・とあり、浮子から浮き→ウキウキとなるのと同じだ。こうしてみると英語も日本語も雰囲気が近い。  ケマさんの報告によれば、鎌倉の大仏通りに「Buoy」という名のレストランがある。木製の看板には、「RESTAURANT BUOY」そして、救命ブイも看板になっており、ブイの上にRESTAURANT COFFEEと読める。玄関のドアには「浮」の漢字がステンドグラスになっており、帆船を型どった看板には両側に店名の「BUOY」の他にピザ、水こしコーヒー、カレーライスなどの文字が読みとれる。扉の上部にはガラス玉と「浮」の文字、窓の上のテント部分にも「Buoy」の文字、そしてダメ押しは救命ブイに隠れてレストラン浮Buoyの看板!!つまり、ブイ、ブイ、ブイ、ブイ、ブイ、ウキ、ウキ、ウキ!(林)

プカプカ  プカプカ  
波間に浮かぶ様子を言葉にあらわすとこうなる。ウキウキ研究会の会報はプカプカ通信だ。どこかに漂流していってしまいそうな名前だが、今のところ郵便屋さんにがんばってもらっているせいか、「届きません!」の便りは発行元にまだ届いていない。  2001年4月に1号を発行して以来毎月コンスタントに号を増やし、発行を続けているプカプカ通信だが、いつまで続くのかは分からない。可愛い姉ちゃんが現われて編集者がそっちに夢中にでもなれば頓挫は確実、即廃刊だ。この先どうなることやら?
発行が危ぶまれたプカプカ通信だが、順調に号数を伸ばしている。2007年2月現在では通算63号まで発行され、インターネットでも配信されている。
http://uki-puka.exblog.jp/(林)

フジツボ  フジツボ  
漂着物に付着する代表選手の一人だ。フジツボとエボシガイとを比べると、どちらが付着例が多いのだろうか?浮子の場合には同じ様な気がするが・・・。大きなプラスチック浮子にはオオアカフジツボがよく付着している。でも、オレンジ浮子ではエボシガイの方が多いよなぁ。小さなガラス玉でもエボシガイが多いし。浮子の素材によって付着生物が異なるのだろうか?(林)
c0106448_22311868.jpg


ブッシュ  ブッシュ  
イラクとの戦いを選んだあの大統領ではない。同じ大統領でも、ノーベル平和賞を受賞するジミーカーターもいるのに。ブッシュとは砂浜の後背地にできる茂みのことだ。灌木の茂みで、アシやヨシが繁る場合もある。こうした場所は漂着物の隠れ家になっていることがあり、ちょっと注意して探すと、お宝が眠っていることがある。満潮線に先人の足跡が続き、めぼしいモノが無いときには、私はブッシュに目を向けるようにしている。石垣島の金子夫妻もこうしたブッシュに目を向けるそうだが、お宝のガラス玉の他に危ないヤツも潜んでいるそうだ。それは恐ろしい毒蛇のハブ!お宝に手を伸ばしたら、とぐろを巻いたヤツがいたりして。(林)

プラスチックウキ  プラスチック浮子  
プラスチックで出来た浮子全般をいう。塑料浮子も同じ意味の中国語だ。英語ならばPlastic Floatsとでもなるのだろう。でもプラスチック素材はガラスほどの引力が無いと思う。けれども、「タデ喰う虫の好き好き」と言う諺にあるように、ガラス玉がきれいなのは分かるが、どうしてもチープなプラスチックにひかれる人もいる。そんな人の代表はケマさんだ。  刺し網で使うプラスチック浮子は、製造工程の違いで二つに分けられる。一つはモナカの皮のような二枚の部品を接着するもので、オレンジ浮子がその代表だ。もう一つは一体成形されたもので5号ブルー紡錘状浮子がその代表だ。(林)  プラスチック製の球形の浮子は、綱を通すための穴が二カ所有り、色は黒色、オレンジ、クリーム 色などがある。徳島県内の漁港(恵比寿浜港、竹ヶ島その他)で使用されているのを確認 した。この浮子が使用される以前はガラス浮子が用いられていたものと思われる。 (茨木)   

プラスチックカバーツキガラスウキ  プラスチックカバーつきガラス浮子  
今までに見たのは、黒いプラスチックカバーのもの2つ、漂着場所は標津と三石。オレンジ色のカバーのもの4つ、漂着場所は三石町。  カバーの形状はガラス玉を包み込むように球状になっており、上面には耳がついており、ここにはカバーを閉じるため、紐を通す穴があいている。黒いプラカバーの方は耳に穴は1つしかあいていないが、オレンジカバーの方には2つの穴があいている。どちらも球体の上から3分の2の部分まで切れ込みが入っており、切れ込みの終わりは丸い穴があいていて、遊びを作っている。カバーケースは2つに分かれることはない。「MK式硝子玉カバー 実用新案願 No24024」と記されている。黒い方は直径12センチほど、オレンジの方は直径10センチほど。プラスチックカバー自体は、あまり硬くなく、指で少し押さえれば、へこむぐらいの柔らかいものである。  中のガラス玉は割れているものもあった。このカバーはガラス玉自体に網をかける手間を省き、船の上で割れた時にかけらが飛び散らないような効果はあると思える。まったく割れないようには出来そうにない。プラスチックが薄く、とにかく柔らかいためだ。詳しくはCDRの写真参照。(小林)
c0106448_23385267.jpg
 
ガラス浮子のひとつずつに、クス玉のように半分に分かれるプラスチックのカバーがされている。網掛けをできる人が少なくなって、代用としてプラスチックカバーになったのかもしれない。(金子)       
[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 19:50 | ハ〜ホ

【フ・2】

ブルーボウスイガタウキ  ブルー紡錘型浮子  
中国製のこのブルー紡錘型浮子は青色のプラスチック一体成形で出来たものがほとんどで、一部にはオレンジ浮子のように接着型もあるがこの数は少ない。ブルー紡錘型浮子の両端は丸くなっているタイプと、角ばっているタイプとの二種類がある。このブルー紡錘型浮子にも陽刻のバリエーションがあり、集めるのが楽しい。  ブルー紡錘型浮子には5号と3号との二種類の浮子に分けられ5号が浮力50克であるのに対して、3号は28克である。耐圧水深は5号で80m〜25m、3号で80mである。(林)
 北海道太平洋側、オホーツク海側ではアバ単独で落ちており、オレンジアバに比べ漂着例は少ない。日本海側ではアバのついた網ごと漂着していることがありオレンジアバと同じくらいかそれ以上の漂着量がある。 (小林)
c0106448_23393957.jpg

中国製ブルー紡錘型浮子(丸):徳島県沿岸でも比較的普通に見られる。長さ 12-12.5 cm、青〜水色で両端が丸いのが特徴。三洋号, 05などと陽刻がされている 。(茨木)
中国製ブルー紡錘型浮子(角):徳島県沿岸ではブルー紡錘型浮子(丸)に比べると 稀れ。青〜水色で長さは12, 13.5, 14 cmなど。表面には耐圧水深80m, 05, 08, 象 山東海包装帯、 水深30m、中国東海水産研究所監査などと陽刻されている。(茨木)
 追記:ウキウキ研究会のかとうしほさんの調査により、この浮きを作る会社の一つが解明された。温州塑料厂有限公司 ウェンチョウプラスティックカンパニー http://www.wzslc.com/company.asp(林・2009)

フロステッド  フロステッド  frosted  
フロステッドとは霜が降りた状態をいう。ガラス浮子に霜がおりても陽がさせば溶けてしまう。陽がさしても溶けない霜はつや消しだ。(サンドブラスト、つや消しを参照)(林)

フロッタージュ  フロッタージュ  
こすり出しの項目を参照

フロート  フロート  floats  
私の愛用するリーダーズ英和辞典によれば、浮くもの、浮体、浮遊物、うき、浮標、フロート、いかだ、浮袋の順で並んでいる。  フロートとは浮子全般をいう。またメガフロートと言われる海に浮かぶ海上基地もあるが、これもフロートと入っているので、入れてもいいかも。(林)

フロートップ  FLOATOP  
発泡素材を使った日本製浮子のブランド名。FLOATOPと言うようにフロートとトップを重ねたところがクサい。きっと名前をつけたヤツはカッコいいつもりだったのかもしれない。渥美半島の赤羽根海岸で漂着を見た。  北海道の十勝をフィールドにしている中司さんによれば、2002年11月1日にトイトッキ浜でフロートップの浮子が多数漂着していたとのこと。(林)

ブンケン  文献  
ウッドさんが1967年に出版した「Beachcombing for Japanese Glass Floats」が、私の知っている限り漂着浮子を扱った最初の文献だ。彼はその後も「Beachcombing the Pacific」などの本を書いている。  日本語で書かれた浮子だけを扱った文献は、私が2002年に私家版で小部数発行した「日本沿岸に漂着するオレンジ浮子」しか知らない。ただ、漂着物関係の文献には浮子はよく登場する。石井先生の「新編漂着物事典」をはじめ、児童書の得意なフレーベル館から出ている「浜辺のコレクション」といった絵本にも浮子は登場する。沖縄で発行されている「うるま」という月刊誌でもビーチコーミングの特集などがあり、漂着浮子にもページをさいている号がある。文献は雑誌に限らず単行本でもいつかは絶版・・の可能性があり、漂着物ではないが、「次にまた」ではなく、『機会は一度だけ』の気持ちで入手されたい。 「Beachcombing for Japanese Glass Floats」も2002年春ごろまでは、ネットショップのアマゾンで新本が入手できたが、今では古本を探す状態だ。  また漁業関係の専門書には漁法とともに漁具の説明も詳しい。金田禎之著「日本の漁業と漁法」、「日本漁具、漁法図説」、本多勝司著「漁具材料」などが代表的な文献だ。ただ高価だし、入手が難しい本もあるので、大きな図書館での閲覧を勧める。  漂着して、ゴミとなってしまった浮子に関しては「ひげ先生の書簡・漂着ゴミ・海岸線の今を追って」山口晴幸著 文芸社2002に詳しい。(林)

フンドウガタウキ  分銅型浮子  
中国製の分銅型をしたプラスチック浮子である。色は水色で二種類の大きさがある。分銅の先端はリングになっていて、その穴に浮子綱を結んで使う。分銅型浮子にも表面に陽刻があり、「中国東海水産研究所監製」「淅江温州塑料厂」「・0576-7223285」などと簡略漢字や数字であらわしてある。(林)             分銅型浮子  徳島県沿岸への漂着は稀。2003年の調査で初めて記録された。産 地はいずれも県南部の太平洋岸であり、紀伊水道側では記録がない。高さ約9cm。水 色で表面には013、中国東海水産研究所監制と陽刻されている。(茨木)
c0106448_23402329.jpg

[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 19:42 | ハ〜ホ

【ヘ】

ヘソ  へそ  
大きなへそだけを見つけてしまうと「この子はいつまで無事だったんだろう」とため息が出てしまう。近くにある岩をにらんでみたりする。でもこのへそ、ドアストッパーや文鎮などにするとかわいくて、なかなかつかえる。(金子)  
ガラス玉を作り最後に蓋をする部分を言う。シールとも言う。小型のガラス玉ではこのヘソの部分に陽刻を刻むことがあるが、大きなガラス玉では他所にもう一つヘソを作ってそこに陽刻をする。北洋ガラスの「北」の陽刻などはその代表的な例だ。  ガラス玉が岩場などに漂着して割れるとヘソの部分が残ることがある。ふだんは、はっきり見えないが、こうして見ると乳首みたい。また大きなガラス玉のシール以外の陽刻用のヘソ部分だけが残ることもある。(林)

ペットボトルウキ  ペットボトル浮子  
ちょっと前まで転用浮子の代表的なものは洗剤の空容器だったが、最近ではペットボトルの空容器も使われるようになった。それだけ捨てられる量が増えているのも事実だ。このペットボトル浮子は2000年ごろから見つかっている。現在もどんどん増殖中!(林)

ベトナムノウキ  ベトナムの浮子  
ベトナムの浮子は図に示した形が代表的なもので、大きさにはバリエーションがある。わりと柔らかめのプラスチックでできており、「WINH PHONH」、「DA NANG」、「THUAN-PHONG」といった文字や魚の図柄の陽刻がある。ベトナム語をかじったことのある友人に聞いたところ、「DA NANG」とはベトナムの地名とのことだった。渡難ではないそうだ。発音はダァ↓ナン↑と下がって上がるとのこと。他にも色々聞いたが、忘れてしまった。  あと、ベトナムのプラスチック浮子は素材が悪いのか、紫外線に弱いのか、劣化が激しく、細かなひびが入ってきて、ボロボロになって砕けるのが早いと感じるのは私だけだろうか?(林)
c0106448_199551.jpg
 
長さはおよそ10.5cm。色はパステル調の薄緑。表面には白鳥のマー クと“CON NGONG, LAC 10P5 HUNG”と言う文字の陽刻がある。2003年1月14日(火) に、徳島県の景勝地として有名な千羽海岸の一角でこの浮子を採集した。県内初記録である。徳島県沿岸への漂着は稀れ。(茨木)
 北海道で拾うことはまず無いと思っていたら、2006年北海道豊頃町大津でひろった。近くを通った船から捨てられたのか、ベトナムからがんばって流れてきたのかは不明。(小林)
[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 18:49 | ハ〜ホ

【ミ】

ミサワキチ  三沢基地  
青森県の米軍の三沢基地にいる軍属のなかにはガラス玉をライフワークにしているヤツが多い。中にはHPにビーチコーミングの様子などを出しているヤツもいる。また三沢基地から尻矢崎までの下北半島の太平洋側を、地下足袋はいてガラス玉探して歩き回っていたJim Walterさんの様子はBert and Margie Webber著「I'd rather be beachcombing」に詳しい。この本の 表紙にもなっているJimさんの楽しい話題も多 いが、妻と友人と3人で射撃演習場の中に入り込み、浜で古銭を探すのに夢中になっていて気が付いたらサイレンがなり、頭の上を砲弾が飛び交っていたなんて笑えない話もある。(林)

ミズイリウキ  水入り浮子  
浮子の中には水圧で潰れてヒビが入ったり、割れたりして中に水の入ったものがある。洗って、乾燥させても中の水が抜けない場合もある。漂着するオウムガイも中の水がなかなか抜けないようだ。ガラス玉でも割れていないのにどこからか水が入り込み、振ってやるとチャポチャポと音がする浮子がある。越前海岸に漂着するガラス玉には出来が悪いのが多いのか、水入りガラス玉が時々ある。  アメリカのインターネットのHPを見ていると、ガラス玉を売っているサイトがいくつかある。お土産用のカラフルなモノもあるが、実際に浮子として使われていたモノを売るところもあり、こうした水入りガラス玉はけっこうな値段で取り引きされている。(林)
 少しだけ水がはいったガラスダマを日向においておいたら、水が減った。悲しい。(小林)
c0106448_20555420.jpg


ミッドウェー  ミッドウェー  
北回帰線と日付変更線の交わるあたりにある。太平洋の真ん中に位置するミッドウェー環礁は海流の循環する真ん中に位置しており、ある意味で浮かぶ漂流物の行き着く先、つまり墓場だ。日本、アメリカ、韓国、中国、東南アジアなどなど、ミッドウェーを取り巻く国々から出たゴミの集まるところだ。ここではアホウドリの仲間が集団繁殖するコロニーを形成しており、親鳥は餌を海から採集してくる。ところが親鳥が餌と思って採集してくる中には100円ライターやプラスチック製の浮子も多く含まれており、黄色のライターやオレンジ浮子が特に好まれるのだそうな。でも、これは好まれると言うよりも、目立つのだろうなぁ。そんなモノを餌にもらった幼鳥は吐き出すそうだが、時には間違えて飲み込んでしまうこともあると聞いている。(林)

ミドリダマ 緑玉
台湾製の緑色をした浮き玉。直径は28センチほどで、へそはおおきく凹み、ヘソから外周をぐるっと回るモールド線がある。このモールド線は、半球の型を使い、浮き玉が作られたことを意味している。
また、網がけも特徴的で、やや太めの縄で作った二つの輪を、玉の上下に置き、その間をジグザグに細めの縄でかけてあります。
2007年2月ごろを中心に、沖縄方面では多数が漂着し、一人で15個も拾う人がいた。島によっては行き交う車の座席にこの緑玉が鎮座していたとか。同年5月、島根県でも一日に3個拾われた方がありました。(林)
c0106448_8473175.jpg

緑玉はずっと台湾のものだと言われてきたが、その後の調査で中国でも使われている事が判明した。中国で昆布養殖をしており、その養殖場の浮きに使われていた。特徴的なジグザグの網がけがあり、養殖用がメインと考えられる。2013追記:林

ミヤゲモノ  土産物  
浮子が土産物になっている例は多い。ハワイの土産物屋でもガラス玉は売られているし、日本でも売られている。北海道ではまだガラス玉を作っている工場があり、小さなガラス玉に紐をかけ、つるして売られていると聞いた。  私が見たのは、丹後半島の根元にある、天の橋立の土産物屋で、8センチほどのガラス玉が300円で売られていた。粗めの綱がかけられピカピカで傷もなく新品だった。国産品か輸入物なのかは分らない。  島根県の日御碕に旅行に行った友人の話では、漂着したガラス玉が300円から600円程で売られていたそうだ。店番にはおじさんと、おばさんとが、いたそうだが、三つ買った友人はおじさんにオマケしてもらったとのこと。(林)

ミヤコ  ミヤコ・宮古  
岩手県の三陸海岸に宮古はある。そんなに大きくない漁業の町だ。シリンダー型のガラス浮子にこの地名を陽刻した例がある。それには「宮古叶トクヱ」と縦に陽刻されており、「叶」は◯の中に入っている。他には「ミヤコヘ六」、「ミヤコヤ」、「ミヤコ 」と縦に陽刻されているものがある。 ウッドの著わしたBeachcombing for Japanese Glass Floatsでは、「宮古叶トクヱ」の陽刻に The top two characters,Mi-ya-ko,mean "Capital City";the bottom three,To-ku-e,"Special Picture." The central,circled character is unknown. と説明している。ここ にあるように宮古をミヤコとは読めたものの、それを都と勘違いしている。これは初版だけではなくて,最後の版となる1985年の第4版でも そのままなのだ。誰も教えてあげなかったのかなぁ?それともウッドさんのジョーク?(林)
c0106448_8473175.jpg

[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 18:12 | マ〜モ

【ホ】

ボウフウリン  防風林  
風を防ぐために植林された林をいう。住居の周囲に設けた防風林は屋敷林とも言う。海岸の近くには砂や風を防ぐために防風林が設けられることがある。日本海側で北西の季節風が激しい冬季には防風林が役に立つ。また軽い浮子が防風林まで飛ばされてくることもある。2002年11月、漂着物学会の後、ウキウキ研究会の鈴木さんと中司さんと連れ立って、海の中道を歩いた。海の中道駅から浜に出られる小道まで線路沿いに1kmほど戻って、防風林を横切った。防風林の中は発泡スチロールごみがたくさんあった。それに黒いウケの返しやプラスチック浮子もあった。(林)  
台風や強風で防風林まで飛ばされた漂着物は多い。特にガラス浮子は古く大きいものが埋もれていることがある。ただ蜂やヘビの生活場所でもあるので注意が必要。夏でも長袖長ズボン・ゴーグル・革手袋の完全防備で、木に登ったり、ほふく前進したりと、体力勝負、気合いの必要な場所である。(金子)
後背地の項目を参照

ホクヨウガラス  北洋ガラス  
青森市にあるガラス製品メーカー。現在ではガラス玉を製造していないが、かっては多量のガラス玉を生産していた。北洋ガラスのガラス玉には、北という漢字が陽刻され、これはカナダやアメリカ西海岸でダブルFマークのガラス玉として有名になった。ウッドさんの著わした「Beachcombing for Japanese Glass Floats」には、青森にある北洋ガラスの工場でガラス玉が製造される様子が、写真とともに詳しく説明されている。(林)
ダブルFの項目を参照

ホシマーク  ☆マーク
☆マークが陽刻されたガラスダマ。ソ連のものだと本にあるが、☆マークの中に缶と かかれた陽刻のついたガラスダマをお持ちの方がいらっしゃる。ただの☆マークと☆のなかに缶マークは関係があるのだろうか?☆マークは北海道開拓使が使っていたこともある。昔北海道開拓史の管理下にあった缶詰工場は☆マークがラベルに入っていたし、現サッポロビールも☆マークがいまだに残っているので北海道のどこかの会社が☆マークつきのガラスダマを発注した可能性があるのではないかと思っている。(小林)
c0106448_1033426.jpg



ホッカイドウ  北海道  
北の国からで有名な北海道にはウキウキ研究会の会員が7名もいる。この様子だとウキウキ研究会・北海道支部ができるのも時間の問題か?浮子については、まだガラス玉の作られている小樽もあり、各地でガラス玉が拾えるようである。ただ、南方系の浮子については、海流の関係もあって漂着例が少ないようだ。その代わり、ロシアの浮子などの漂着があるようだ。(林) ホームページ  ホームページ  インターネットのホームページである。この中で浮子に関するものを探すと、出てくるのはガラス玉がほとんどだ。国内のサイトでは、「浮き玉放浪記」というきれいなサイトがあったが、2002年末で閉鎖となってしまった。(ウキウキ事典CD-ROMで見られます)残念!!こうしたホームページ(HP)はいつまでも続くものではないので、気に入ったら、ダウンロードするかプリントアウトしておかないと、ある日突然に無くなっていることがあるからね。昨年の末から始まった金子夫妻のサイト「海辺の標本箱」は石垣島に漂着するガラス玉をはじめとする漂着物のHPだ。http://www.cosmos.ne.jp/~aoiumi/garasu/newpage1.htm(林)

ボンテン  ボンテン 
ボンデンの項目を参照。

ボンデン  ボンデン  
マグロやマスと言った、はえ縄漁の時に浮子の末端に網の目印として使うマークである。近年ではラジオブイとよばれる電波で位置を発信する物も使うが、昔からのボンデンはずっと続いている。日本海側の越前海岸では、韓国のボンデンがよく漂着する。韓国のボンデンはやはり上の旗の部分にハングルで書いてある。  ボンデンは基本的に3mほどの細めの竹竿を使い、一番上に旗、中央部分に真ん中をくりぬいた発泡スチロールや、浮き玉などをしっかり固定し、下の端に金属棒などの錘につける。(林)                
c0106448_21374562.jpg

[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 17:49 | ハ〜ホ

【マ】

マーカーブイ マーカーブイ
巻き網漁などの際に、囲む中心となる位置を知らせる、目印(マーカー)となるためのブイ。硬い素材ではなく、柔軟な素材が使われている。下の写真は空気の抜けた状態で漂着したもの。(林)
c0106448_19143960.jpg


マクラダマ  まくら玉  
シリンダー型やローリングピン型で大きめのガラス製の浮子を「まくら玉」と読んでいる。まくら玉とはすばらしい名前で、形からもその雰囲気を感じさせる呼び名だ。  暑〜い夏に冷やしたまくら玉を枕に、籐むしろの上で素っ裸で昼寝したら、気持ち良さそう。写真の大きな方は52センチ、小さい方でも38センチ。ジャンボローラーともいう。(林)
c0106448_21412516.jpg


マグロハエナワ  マグロはえ縄  
マグロ漁に使う漁具で、一つの単位には300mほどの幹縄があり、その中に長さが20mほどの枝縄が5本結ばれている。枝縄の先端には大きな釣り針がありイカなどを餌にする。この一つの単位の両端に直径が20cmほどのガラス玉を浮子にして、単位を増やしてゆく。そして最先端には標識灯、ラジオブイなどをつける。このマグロはえ縄漁は、キハダマグロやビンナガマグロに使われるものだ。(林)               

マットウキ  マット浮子  
ダルソコ浮子の項目を参照

マメガタウキ  豆型浮子  
中国製のプラスチック浮子の一種である。これを豆型と名付けたが、どんな名前がよいか色々と考えた。腎臓型、豆型、長丸型などなど・・・。結局豆型に落ち着いた。この浮子は表面積が大きいために広い範囲に陽刻が刻まれる。そうなると曲率が激しくなって、拓本がとりにくいのだ。この浮子のほとんどが浮力300克、耐圧水深100mのようだ。中には耐圧水深が80mや30mしか無いものもある。  豆型浮子には大きさのバリエーションがあり、私の知る限りでは大きい方から、全長が178mm、165mm、135mm、118mmの四種類がある。この中で最も多いのが全長135mm、直径82mmの浮子で、豆型浮子の90パーセント以上を占めている。(林)
c0106448_23422267.jpg
 
豆型浮子: 徳島県沿岸でも比較的頻繁に採集できる浮子。長さ12-13cmの楕円形。色は水色。中国製と考えられる。表面には瑞安,苳田,塑料二,華利,耐圧水深 125米,0 5,浙江,温州番風塑料、浮力300克,耐圧水深100米.中国 大連 0411-8424370などの陽刻が見られる(茨木)             

マンチョウセン  満潮線  
満潮時の汀線である。漂着物は満潮時に打ち上げられるものが多い様で、この満潮線に沿って、多くの漂着物が打ち上げられていることがある。潮が引いた後の満潮線を自分が最初に歩くときは何だかワクワクするが、先人の足跡が続くとそんな気分にはなれない。家のまわりで犬走りと呼ばれる場所があるが、餌を探して犬が満潮線沿いに足跡を残すことがある。これも犬走りだろうなぁ。(林)
[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 16:48 | マ〜モ

【ム・メ・モ】

メガフロート メガフロート  
超巨大なフロートだ。このメガがつくものにはけっこう面白いモノがある。メガマウスという魚がいるが、これは目玉がネズミの形をしているわけではなく、目がネズミほど小さいのでもない。ただ口がデカいのだ。  メガフロートは2001年の1月に三重県志摩町の海岸に漂着した。その大きさは100m×60m×3mの大きさだった。このメガフロートのフロート籍は韓国にあり3月になってやっと漂着先から船出?した。でも不運は続くもので、すぐにトラブルが出てまた漂流をはじめた。もうその頃にはマスコミも飽きてしまい、このメガフロートが韓国に戻ったというニュースは聞いていない。(林)

モクセイノウキ  木製の浮子  
プラスチックが主流になる前は木製の浮子が使われていた。各地にある資料館などを訪ねると、こうした木製の刺し網浮子が見られる。その素材には、コルク、ウルシ、キリ、マキなどがある。(林)  徳島県南部の牟岐町で、大正から昭和30年頃にかけて使用されてきた木製浮子の材質はすべて桐。コノシロ建網、ハマチ建網、メバチ建網につけられているもの。上部中央には「丸一」の焼印がある。これは牟岐町天神前の旧所有者のもの。  木製浮子の材質は、瀬戸内地方は桐が多くサワラ瀬曳網のみ杉が多い。三浦半島、島根県島根町沿岸部はキリ、伊勢湾・志摩半島・熊野灘はサワラが多く、房総半島はヌルデ、島根県宍道湖はヒノキ、新潟県ではキリとともにウルシが使用されることもある。  徳島では木製浮子の漂着は確認されていない。(磯本)
c0106448_2059276.jpg

[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-23 15:47 | マ〜モ

【ヤ・ユ・ヨ】

ヤクシマ  屋久島という島について ・屋久島ってどんな島?
 (山川海全てがそろっている)  屋久島は水と緑が溢れる島です。島の中心には2000m級の山々が天高く聳え立ち、その山頂部ではモクモクと雲が沸き起こります。その雲の海は溢れんばかりの雨を生み出します。屋久島へ向かうフェリーの上からそんな姿を眺めると、その迫力に神々しさや凄みを感じずにはいられません。まいった!と圧倒されます!この感覚は飛行機では味わえません。屋久島へ遊びにいらっしゃる際、時間に余裕があるならば絶対フェリーがお勧めです!  雨は緑の森を育てます。小高い丘から森全体を眺めるとブロッコリーの様にモコモコと空を目指す緑の絨毯を見ることができます。その緑の絨毯は山頂付近から海まで途切れることなく照葉樹林は続いています。これが世界遺産に登録された理由です。もし私が不老不死だったなら、ゴムボートに乗り込んで、山の上から海まで森の上を滑ってみたいです!!  雨はまた川をつくります。高い山がある為、数え切れない程の川をつくります。川の水は透き通り、河口では泳ぎまわる魚達がはっきりと見てとれます。真夏、ギラギラと照りつける太陽の下、冷たい川を泳いだり滝を登ったりと遊ぶカヌーや沢登りはもう最高です!  雨はやがて海へ注ぎ込みます。屋久島は山しかないと思われがちですが、実は海も素晴らしいのですよ。屋久島はサンゴ礁の北限でもあります。海中を覗くとそのサンゴを中心として実に様々な生き物で溢れかえっています。(海の中を覗きたくなったら私がご案内致します!)そんな賑やかな海を育んでいるのは元気な山、その山と海とを結ぶ透き通る川、そして遥か彼方赤道付近から北上しやってくる黒潮なのです。  雨は森を育て川をつくり、そして海を育てる・・昔机上で習った事柄が全てリアルに体験し納得できてしまう・・それが屋久島の凄さであり最大の魅力だと私は思います。   ・黒潮が運んでくる置き土産たち 島に多大な影響を与える黒潮は様々な置き土産を残していきます。黒潮の北上ルートに沿って立ち寄る地域のものが多いです。  例えば植物では南方系果実のヤシの実、ゴバンノアシ、モダマなどの耐水種子。  動物では漂着した大木にびっしりとくっついていたエボシガイ…この光景は壮観でした…など。  物品では中国、台湾、韓国産のレトロなビン、未開封の怪しげな缶、ライター、ペットボトルなどなど。  さらに様々なマークのオレンジフロート(船マークがダントツ多い)やブルーの浮き達。これらは網ごとグルグル巻きになって流れ着いているものをよく見かけます。  また、直径50cm位の丸くて茶色いプラスチック浮きも多いです。屋久島ではこの浮きを半分に切断したりと加工し、色を塗り替え植木鉢やカエルの置物にしている民家が多いです。ちなみに我が家では表札にしています。  皆が胸をときめかせるガラス浮きは防風林の中でみつけます。きっと這いつくばって探せばたくさんあるのでは・・と睨んでいます。 ・最後に・・  今まで私は漂着物を拾うことがただ面白くて、お気に入りを作ってはそれを拾って喜んでいました。しかしウキウキ研究会と出会ってから、ただやみくもに拾うだけではなく、漂着物をもっと世界的視野をもって体系的に捉えてみたいと考える様になりました。縦に細長い日本列島に点々と散らばるウキウキ会員の方々から飛び交う情報を楽しみにしつつ、この島からも様々な糸口となる情報を発信できたらなあ!と思っています。(高橋)

ヨウコク  陽刻  
陽物ではない。陽刻だ。ウキウキ研究会は当初、陽刻浮子研究会という小難しい名前を考えていたが、「陽物と間違えられたらどうするんですか!」というケマさんの指導が入り、結局ウキウキとなった。  浮子などの表面に凸型に浮き出した文字や図柄を陽刻と言う。これとは逆に凹型に凹んでいるものは陰刻という。浮子の表面に陰刻が施されている場合もあるが、これは極めて少ない。1%以下と思われる。(林)

ヨウジョウシートウキ  養生シートウキ  
発泡スチロールの浮力体ホームセンターなどにある養生シートで包んで、表面の補強をした浮子を言う。発泡スチロールの浮力体は俵型をしたものが多く、それにオレンジ色や赤色の養生シートで包みその上からロープで結わえてあったり、金属でかしめてある。韓国で作られている物の漂着例が目立つ。色はオレンジが最も多いようだ。(林)
c0106448_2184342.jpg
            

ヨナクニジマノウキ  与那国島の浮子  
八重山列島の西の端、与那国島にお住まいの久野幸子さんには漂着したプラスチック浮子をいくつか送っていただいた。そうした浮子はCDRの写真で見ることができるが、私のフィールドで見かける浮子とは違いがあった。漂着浮子の種類はそんなに変わらないのだが、それぞれのプラスチック浮子のツヤが違う。台湾や中国に極めて近いせいか、浮子がツヤツヤ なのだ。やはり近場の浮子はエージング(風化、劣化)が少ないようだね。(林)

ヨーロッパノウキ  ヨーロッパの浮子
 浮子は日本だけのものではないので、ヨーロッパでも作られた。ヨーロッパの浮子は、やはり大西洋に分布しているので、日本沿岸までやってくるのは稀だ。  ヨーロッパのガラス玉には次のような例がある。直径9インチ、色は明るい緑、家型のマークの中にWの文字・直径5インチ、緑色、魚が3匹重なったマーク・直径5インチ、緑色、錨のマークにSが重なる。こうした例の他には、British Made、PG Portugal、Made in England、 Made in Czechoslovakia と言ったように生産国を明示した浮子もある。下の写真はF1マークのノルウェー製のウキ。(林)
c0106448_209112.jpg

[PR]
# by ukiukijiten | 2007-01-22 19:46 | ヤ〜ヨ