イガイ イガイ
浮子に付着する貝の代表的な種類である。浮子だけでなく、桟橋や、船の船体などにも付着する。ガラス浮子には直接付着する例は少ないが、ガラス玉を覆うネットや縄に付着する。(林) イシガキジマ 石垣島 沖縄本島からさらに南に約430km、台湾にほど近い島。独自の文化や本土とは違った動植物をみることができる。漂着物においても、日本の最南端ならではのものが多く、珍しいモノを拾う確率は高い。飲み屋街ではあちこちで動けなくなったビーチャー(酔っぱらい)を拾うこともできる。(金子) 南の楽園!!そしてウキウキ研究会の会員が2名もいる島!なぜかウキウキ研究会は島と北海道に強い。だって、他にも与那国島や屋久島にも会員がいるんだよ。(林) イシカリハマ 石狩浜 北海道の日本海側に位置する石狩浜は、石狩湾の汀線にそって、小樽市銭箱(ぜにばこ)から石狩市知津狩(しらつかり)まで延長約20kmにわたって分布する。この浜は、幅20〜50mで海浜が連なっている。近年、侵食により海浜の一部が失われ、砂丘の脚部まで汀線がせまっている地点もある。 このうち石狩灯台付近の砂浜は、漂着物の探索に適している。今までにこの付近で、3種類のウキを発見した。ひとつはミドリウキ(中央穴あき)である。これは棒状の形のものである。表面は平滑で、やや重い。もう一つは黄色い釣り用の浮子である。これはプラスチック製の軽い素材で作られている。これらはしばしば見受けられ、それほど珍しいものではない。また、小型のガラスウキを見つけているが、これを見たのは一度だけである。このウキは割れた破片であったため、特に記録などはとっていない。 なお、石狩湾の漂着物のうち、貝類(鈴木明彦、2002打ち上げ貝類から見た石狩浜の貝類相、「環境教育研究」第5巻1号)とウニ類(鈴木明彦、2002、北海道漂着物ノート:石狩浜のオカメブンブク、「どんぶらこ」第3号)について報告がある。(鈴木) イビツナガラスダマ 歪なガラス玉 歪と書いて「いびつ」と読むとは、これをFEPで打ち出すまで知らなかった。漂着したガラス玉をながめても、いびつなヤツが、けっこう多い。私がフィールドにしている越前海岸には韓国のガラス玉が多く漂着するが、いびつなヤツが多い。きれいな球になったものは、どちらかといえば日本製の方だ。(林) 北海道の中司さんは帯広の古道具屋でガラス玉を見た時のことを次のように知らせてくれた。「小さなガラス玉は特にゆがんでいて、真ん丸ではなく、みるからイビツなもの、へこんでいるものがたくさんありました。何だかホント下手くそ。見習いが作ったか、ハネ品じゃないかと思ったくらい。(だけどアミをかぶっているものも多かったので、使われていたのかな〜)」(中司) あまりにもガラスが厚く、形がゆがんでいるガラスウキを拾うことがある。ウキ自身がかろうじて浮くだけの能力しかなさそうで、網をかけたら沈んでいくのではないかと思われる。そもそもこれを作った人はこのウキを『浮かそう』と思っていないに違いない。(小林) イワ 沈子 錘(オモリ)の別名である。沈子をイワと呼ばせるのには、ちと無理があるのでは・・・。でも、イワと呼ぶ地方は多い。もちろんチンシとも呼ばれる。イワとは、錘を以前には石や岩を使っていた名残だろう。石で作られた錘は石錘(せきすい)とも呼ばれる。現在では鉛や焼き物が使われており、焼き物の錘はドロイワと言われている。 愛知県には常滑という焼き物の産地があるが、ここではいくつかのドロイワが焼かれていた。愛知県の知多半島では、一個ずつをよぶ時には「イワ」といい、使用にあたって網に付けられると「ヤ」とよばれていた。(林) (イシノオモリ・石の錘)・・・沈子に使ったのであろう、両手で持ち上げられるくらいの石に網がかけてあるのを海岸でたまに見かける。(小林)
by ukiukijiten
| 2007-01-25 19:01
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