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【シ・2】

シュンファ  Shun-fa SHUNFA  
オレンジ浮子に書いてある字。同じ浮子に「順友(ここは本当は簡体字で友に似た字)」「順友浮子」とある。「順友」は現在の日本語だと「順発」という字で、中国語だとshun-faと表記するのだと、ドザエモンのみっちゃんが教えてくれた。このウキは、福岡大会のとき、福岡県玄海町神湊の海岸で、拾ってきたのである。神奈川県では、まだこのウキは拾ったことがない。日本海側と太平洋側では、拾える浮子が違うだろうし、玄界灘の向こうは、すぐ中国や韓国である。伝達能力、いや漂着能力が違う。これは「海発」や「永発」「幸運」などのオレンジウキのように真ん中に漢字を魚の形にデザインしてある。やはり、中国の人は漢字が好きなんだと思う。ここまでやっている日本のメーカーを私は知らない。(京馬)  
私は越前海岸と渥美半島でビーチコーミングをしているが、Shun-faと陽刻の入ったオレンジ浮子はまだ見ていない。順友の方は普通に見ているけど。(林)

シラカバウキ  白樺浮子  
これを最初に見かけたときにはきっと山から流れてきたもので、まさか浮子とは思わなかった。次にロープが付着していたが、きっとこれも捨てられたロープが自然に絡まったと思った。でも、次にモノフィラメントの魚網がきれいに絡めてあったのを見たときには浮子だと思った。このトイレットペーパーほどの大きさをした、剥いた白樺樹皮を最初に認識したのは誰だろう?白樺浮子は日本海側では多く、越前海岸では冬場ごく普通の浮子である。(林)
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●追記:これまでシラカバウキの使用エリアは中国東北部からロシア、北朝鮮などさまざまな説があった。それというのもシラカバウキに記名などが一切見られなかったからだ。シラカバウキは2010年ごろから単独ではなく、中央に穴のあいた白い発泡スチレンボールとともに使われるようになった。これはまさにハイブリットなウキとなった。このスチレンボールにハングルが記されていたのを見つけたのは2015年1月のこと。ハングルに詳しい知人に読んでもらい、人名と判明した。2015年の漂着状況から、朝鮮半島東沿岸で使われているると思われる。
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シリンダーガタウキ シリンダー型浮子  
シリンダー型をしたガラス浮子の総称である。要は円柱状のガラス浮子だ。もちろん縁に凹みの無い円柱の浮子もあるが、両端に凹みをつけたものや、ローリングピンと呼ばれる物のほうが多い。このシリンダー型ガラス浮子は「まくら玉」とも言われる。  私のフィールドである渥美半島表浜や越前海岸では少なく、丸いガラス玉との比率は、50:1ほどにでもなるだろうか。ウキウキ研究会では浮子のアンケートを行っているが、その結果によれば、北海道の襟裳岬周辺や十勝群浦幌町厚内海岸ではシリンダー型ガラス浮子の出現頻度がガラス玉の出現頻度と同等か、それ以上のこともあるようだ。  アメリカのSteven MillerさんのHPによれば、アメリカ西海岸北部での割合はガラス玉全体の5%程だそうだ。(林)
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 与那国島にもシリンダー型ガラス浮子は漂着しています。その形状はバリエーションが豊富で、大きく分けると、円筒形になっているものと、紡錘型に分けられます。この円筒型の浮子は、他にも使い道があります。それは手作り餃子の皮を伸ばすのにとっても具合が良いのです。おすすめ!ですからいつも手伝えるようにと持ち歩いています。(久野)
 陽刻の無いものがほとんどだが、「川口」、「大」を今まで拾っている。色は青が多いが中には薄い緑色のものもある。北海道で拾ったのは太平洋側のみで、オホーツク海側、日本海側では拾ったことが無い。(小林)

シャクダマ  尺玉)
この大きさのガラスダマを拾うと嬉しいが置き場所に困る。2005年に中国製緑色ガラスダマを北海道太平洋側で一つ、2006年に北海道日本海側で3つ拾っている。(小林)

シャクニダマ  尺二玉
2006年に北海道日本海側でアカフジツボにびっしり覆われたこの大きさの日本製ガラスダマを一つ拾っている。(小林)

シレトコハントウ  知床半島  
森繁久弥さんの名曲、知床旅情に歌われる知床半島には、オジロワシやオオワシで有名な羅臼と、流氷で有名なウトロとがある。そのウトロの情報を、林晴美さんのお手紙から紹介する。「ガラスの浮子は直径7cmくらいのものから、30cm以上のものまで落ちています。小さい浮子の方が多いですが、10cm前後のものであれば、2日いけば、どちらか1日で1個は拾えるぐらいの確率でしょうか。場所(やはり人の入りにくいところは多い)によってもずいぶん異なります。  私の拾ったガラスの浮子に付いていたマークは、川口・旭・サH・☆・□の以上5種類です。」 「昨日(1月10日ごろ)、水平線に白い帯が見えました。流氷です。まもなく接岸する事でしょう。知床の浜は流氷が乗り上げるので、漂着物は流氷に押されて水辺からずっと入ったところまで持っていかれます。春、流氷がとけると、波が来るはずもないような茂みの中に宝物は落ちています。春が楽しみです」(林晴美・林)
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 2005年5月30日に透明なガラスダマ一つ拾っています。 (小林)
by ukiukijiten | 2007-01-24 16:35 | サ〜ソ


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