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【カ・2】

ガラスダマノハンバイ  ガラス玉の販売  
ガラス玉はインテリアとして需要があるようでインターネットのオークションでも見かけるようになった。北海道の骨董屋さんにもたいていいくつかは置いてある。値段はさまざま。千歳空港の北一ガラスの店でガラス玉が売っており値段を聞いたら600円だった。刻印があるかどうかを確かめたら川口と記されてある。まあおみやげ物だし、どこの会社のものでもいいのかな。  シリンダー型ガラスウキは日高方面でも十勝方面の海岸でも拾うことが出来る。これにも刻印が押してあるものがあって川口と押されているものを一つ持っている。今まで見た最高の値段は東京築地で売られていた直径8センチくらいのものでなんとひとつが980円。(小林)  
 現在でも、ガラス玉は売られている。骨董屋にもあるが、日本でもインターネットなどを通して売られている。「ブルーマリン」というお店では、縄がけのしてある中古のガラス玉を販売しており、直径230mm、重量2,9kgのもので、送料込み¥6800で売られていた。  また魚の干物や素焼きを売っている北海道の「やまべの里」という魚屋さんでは、魚やたらこと一緒に、にしん刺し網に使われていたガラス玉が網かけした状態で売られている。ここでは一尺玉が¥6500、6寸玉が¥2500(ともに税・送料別)だ。電話は0135-76-5844  アメリカでは、ガラス玉の販売は盛んで、インターネットで検索すると、イヤと言うほどガラス玉販売が目に付く。(林)

ガラスダマノヨウコク  ガラス玉の陽刻  
ガラス玉を拾うと私はすぐにヘソのマークを探す。そしてヘソに陽刻があるとうれしくなる。私が拾ったガラス玉で陽刻のあった割合は22%だ。  アメリカのSteven MillerさんのHPによれば、アメリカ西海岸北部でのコレクションの中で球型のガラス浮子のうち陽刻が見られるのは20%、そしてシリンダー型ガラス浮子で陽刻が見られるものは4%とのことだ。(林)  
与那国島へ漂着したガラス玉の陽刻には次のようなものがあります。放射状に「川口」と入ったもの、上下対に「旭」と入ったもの、10、K、D.Gの下にB、シ、□の中にD.G、○の中にシ、☆の中に○、北、ハングル、□の中に一、○の中に水といった陽刻があります。(久野)

カルイシウキ  軽石浮子  
軽石は火山の噴火などによって産出するガラス質の石だ。そして火山によってその質が異なり、軽石の質を比べることによって、産出地の特定も可能と聞いている。水に浮く軽石を加工して浮子にした例がある。私が拾ったものには、周囲に溝をつけ、紐で結わえやすくしたものと、中央に穴を穿ちその中に紐を通すものがあった。軽石はガラス質なのでルーペで確かめればキラキラしていて識別は容易だが、発泡コンクリートのような素材もあるので、確認が必要だ。(林)
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カワグチガラス  川口ガラス  
川口ガラスでは、球形のガラス玉の他にシリンダー型(ローリングピン型)のガラス浮子も作っていた。ここの陽刻は漢字で川口である。これが単独で陽刻されていることもあるが、多くはヘソの中心から放射状に120度の角度で三つ「川口」の縦文字が読めるものだ。(林)
 陽刻のあるガラスダマのなかで一番多く拾うのが川口と刻印されているもの。(小林)

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カンコクノウキ  韓国の浮子  
韓国では多くの浮子が作られており、それはハングルが陽刻されていることから判別は簡単である。そうは言ってもハングルの読めない奴の言う事だからあてにならない。ハングル文字と他の文字との違いが、自分では何とか分かるつもりでも、ハングルの上下を間違える始末だから。韓国の浮子の代表的なものは小型の球型のものだ。これはガラス玉の代わりに作られたもので大量に漂着する。いつもこれがガラス玉だったら・・・・と思うのは私だけか?また球形の浮子には大きな物もあり、俵型の発泡スチロールを養生シートで包んだフロートもある。  韓国製のガラス玉もある。一部にはヘソの部分にハングルが陽刻されており、私の知る限りでは三種類の陽刻がある。韓国からの留学生にたずねて、このうちの二種類は読みが判明した。一つは「カンソン」と読み、「光成」という意味で、もう一つは「チョーイル」と読み、「朝日」という意味だ。また楕円型で薄型の浮子もあり、これは茶色やグレーといった地味な色をしたプラスチック製品で、これには陽刻や陰刻でハングルや蛸の絵が刻まれている。(林)
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徳島県では比較的多く漂着する。球形で上下に糸を通す突起部がある。 稀に釣り糸とより戻しないしはクリップがついた状態で漂着する。表面にはサイズを 示す数値の他、MADE IN KOREA, 150M/M, PUSAN DOLPHIN,HUN SUNG, Haedong などの 文字やハングル文字の陽刻がある。大きさは直径75mm, 60mmなどがある。色は肌色、 赤、薄緑などのものが記録されている。(茨木)               

カンツウウキ  貫通浮子  
貫通浮子は中央に浮子縄を通すための穴が空いている。貫通浮子には、形状、大きさ、素材などバリエーションが豊富である。ビニコンや、ちくわ浮子などもその例だ。形状には球形、俵形、紡錘形などがある。素材には発泡系のプラスチックが多く、貫通して綱と接触する部分や表面を、発泡ではない他の素材で補強してある物もある。(林)  
徳島県内にもこのタイプに含まれる様々な浮子が漂着する。 直径10cmの白色の球(海頭振興漁具と陽刻有り)、濃い茶色で長さ約9.5 cm程の葉巻型 のもの、長さ約3.5 cm程の円筒形のものなどがある。濃い茶色で20cm程度の葉巻型の 物が県内の漁港(恵比寿浜港)で使用されているのを確認したので、国内で使用され ているものも含まれるかも知れない。(茨木)
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by ukiukijiten | 2007-01-25 15:50 | カ〜コ


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