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【シ・1】

シーシーシーピー C.C.C.P
 2014年1月3日、石川南部の塩屋~片野間で、透明な浮き玉発見!「あれ、壜かな?口があるぞ」・・・「もしや!」・・・底の文字を確認して・・・「うわぁ~!出た!」もう、心臓バクバクですよ!
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 この浮き玉、これまでに北海道ののらさんが古道具屋で見つけられたことのあるモノで、第二次大戦中にアメリカのノースウエスタンガラスが作って、連合国側の物資交換でソ連に渡り、蟹漁に使われたものです。そのために底にはキリル文字が陽刻されていました。
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 そしてノースウエスタンガラスの特徴的な口!機械で作られた浮き玉で、三つに分かれる型に入れて作られたものです。 Amos Woodさんや、Bert Webberさんの本で読んだ伝説の浮き玉が、まさかビーチコーミングで拾えるとは! (林)



シゼンソザイノウキ  自然素材の浮子  
自然素材を利用した浮子のことをいう。自然素材の浮子には、コルク、白樺などの樹皮を利用したもの、漆、桐、竹などの植物を利用したもの、そしてゴバンノアシなどの木の実を利用したもの、軽石などの岩石を利用したものがある。(林)

シチリガハマ  七里ヶ浜  
藤沢から江ノ電に乗り、民家の軒に手が届きそうな狭い線路をゴトゴトと行き、突然目の前が開けると、七里ヶ浜。相模湾に臨む約3キロの砂浜は、美しい弧を描き、晴れた日には江の島、富士山、三浦半島、伊豆大島を一望する。ことに夕焼けに浮かぶ富士山がきれい。波は穏やかだが、季節を問わずサーファーでにぎわっている。大物が打ち上げられることは少ないが、鎌倉という古い土地柄からか、古陶片を多く見かける。台風の後には、どこにあったのかと思うほどの大量の海藻が打ち上げられていた。(寮)

シモキタハントウ  下北半島  
私の住む「むつ市」は本州最北の「市」で、北に津軽海峡、東に大平洋、西と南は、むつ湾に面して漂着物に関しては大変恵まれている土地柄です。その中でもガラス製の浮玉はソ連(CCCP)、ハングル文字の入ったもの、日本製では、セ・北・GC・シの印、希少なものとしては枕玉と称されている長さ10cm〜12cm位の物で、現在漁業を営んでいる方も殆ど見たことがないとの事から、大正から昭和の初期にかけて使用された浮玉ではないかと思っています。それ以前では桐を丁寧に加工し柿渋を塗ったもの、漆の木を10cm位に加工して更に赤漆を防腐剤として塗るという念の入れ様で、大シケでは波と風でどこかの海に流されていくのではと思われますが、ガラスの浮玉と同様、金銭も手間も惜しまない海に生きる人々の力強さとしぶとさを彷佛させます。また、大平洋に面した砂浜では浮玉が砂嵐で磨りガラスのように不透明になったり、編目の部分だけが模様になって残っていたりしてその激しさを想像させます。小雪の中、雨の中、また太陽の光の中、特に岩場の海岸ではよくぞ割れずに私を待っていてくれたなァ〜という感激も相当な物です。大きさも直径30〜40cm位まで、色は緑、青、茶、無色など比較すると微妙に濃淡も違い手にとってみると重さも違っていて、1コ1コが個性を持っている気がして非常に楽しいもので私のコレクションの中でも大切な部分を占めています。        用途は蛸縄と称し砂地の海底すれすれに張りを浮かせて、産卵で岸辺に寄る蛸を引っかける漁法や延縄漁として針先にエサをつけてアブラメ、カレイを採る方法もあります。      大きなものはホタテ養殖として大量に使用されていますが、現在では割れにくく軽いプラスチック製に殆ど変わっていますので、ガラスの浮玉は近い将来消えてしまう運命にあるようです。(川崎)

ジュンゲンフヒョウ  順源浮標  
台湾にあるオレンジ浮子のブランド名。私はこれをじゅんげんと読んでしまうが、横にあるアルファベットはSHUNYUAN FLOATSだ。このブランドの特徴は、ブランド面の反対側の陽刻に特別なものが無いことだ。このブランドで他の模様が混じったことはない。なお調査の結果専有率は8%だったが、2003年現在、もっと増えているように感ずる。また船の模様は船牌浮標によく似ている。(林)
by ukiukijiten | 2007-01-24 16:40 | サ〜ソ


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